川内型の1番艦です。同艦には神通、那珂があります。形状が似て見分けにくい5500t軽巡の中では川内型は4本煙突なので判別が簡単です。川内は3隻の内大戦時でも唯一スプーンカーブ型艦首なので判別容易です。
5500t軽巡は竣工が1918~1925と古いため、時代による形状の変化が楽しめます。管理人のように建造隻数重視のモデラーには重要なアイテムです。
アオシマ製のこのキットは魚雷発射管の設定、艦橋の形状などで時代のバリエーションが出しやすいパーツ割りになっている点が高ポイントです。管理人は乗せられて多数の川内型を購入済みです。
今回は1943年の状態を設計図通りに作っています。独特のスタイルの5500t軽巡がすぐに完成します。唯一問題なのは、船体に消磁回路のモールドが無い点です。大戦時では違和感がでます。
最近は消磁回路をモールドした艦艇も多いですが、あると逆に戦前の模型が作りにくいです。戦前の期間も長い5500t型では一概にあった方が良いとは言えないです。
ちなみにタミヤ製の5500t軽巡群(多摩型、長良型)には消磁回路がモールド済みです。この場合、木曽のように大戦前の状態では違和感でます。
出来の良い模型ではあるのですが、マストが太めです。上半分の十字部分は金属線での加工が、簡単かつ精度アップの効果大なので交換をお勧めします。
この十字部分は1本つくるのも複数作るのも手間は変わらないので、前楼、後楼用共何本か作っておきストックしておくと模型量産の効率が上がります。
模型水線間長22.9cm
マストを金属線に交換
カタパルトをエッチングパーツに交換
アオシマ 1/700 軽巡洋艦 川内
Aoshima 1/700 Light Cruiser Naka remodeling Sendai
発売年:2008
同型艦の他社模型:フジミ(1973)