フジミ艦NEXT多磨のレビューで予告通り今回は秋月、初月2隻セットを紹介します。当HPで紹介済みの秋月は同じくフジミ製ですが竣工直後の状態で1944年の状態の本キットとは別モノです。
秋月と初月は別の成型色になっています。艦NEXTの多摩では未塗装組み立てを断念したので、今回は船体の未塗装組み立てに再挑戦しました。
まずは艦艇色未塗装の素組でどんな感じになるかが下の写真です。
甲板のリノリウム部分だけは元の色が濃すぎるのでGSIクレオス43、ウッドブラウンのスプレーで塗装しています。25mm三連装、単装機銃と煙突上部、オプションパーツの通風塔を除いて説明書通りに組み上げた状態です。
1隻約1時間でここまで出来ます。無塗装、接着剤不要キットの時短効果は恐るべしです。
全体的な精度、雰囲気は良好です。色も秋月(濃)、初月(淡)で違うのが良くわかります。
前部マストは雰囲気は良いのですが太いです。後部マストは組み立ての簡易化と強度確保のため三脚を1つのパーツで表現しています。うまく凹凸をつけているため、3本に見えなくもないです。
ここは好みの問題ですがキット素組も全然OKです。この場合は以下の缶スプレー色合わせも不要となります。
しかし、管理人は他の模型とのバランスからマストは金属線、レーダー(22号電探)はエッチングパーツに交換することとしました。
後部マストは全交換です。前部マストは上部のみ交換しました。前部マストは複雑な形状なので簡略化もアリです。(接着剤不使用で複雑な形状を再現したのには感心しました。)
これら金属部分は艦艇色を塗るので色合わせをします。管理人は手間を減らすためスプレー缶塗装です。まず最初に、スプレー色(全6色)を塗装した色見本と比べ近い色があるかを確認しました。
その結果、暗めの秋月はGSIクレオス横須賀工廠海軍色32、明るめの初月はGSIクレオス呉工廠海軍色SJ-1で塗装することにしました。
艦NEXTの多摩を作成した時も同じ方法で色合わせしたのですが、組み立ててみるとイマイチ色が合わず塗りなおしています。
しかし改めて多摩の成型色を確認すると秋月、初月とも違う色で成型されており、そもそも近い缶スプレー色が無かったというのが結論でした。
こうした場合はあきらめて艦艇色をスプレー塗装しなおすのも手です。
マストとエッチングパーツ(電探)だけ成型色に近いスプレー色で塗装した完成写真です。
今回は色合わせがうまくいったこともあり、船体部分は無塗装で完成できました。マストを金属線に変更してよかったと感じる瞬間です。
その一方、マストの金属線化だけで船体組み立てと同じくらいの時間がかかったので、ストーレート組みでサクサク作るのと迷う所です。良ければこの記事も参考にして選択してみてください。
マスト交換、電探のエッチングパーツ化をすると、特に情景風写真の時に相性が良いです。
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フジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ No.16 日本海軍秋月型駆逐艦 秋月/初月 昭和19年/捷一号作戦 色分け済み プラモデル 艦NX16
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