潜水艦は水上艦艇よりもフルハル(艦底のパーツ付き)選択式の比率が高いです。潜水艦のウオーターライン模型では水上部分が小さいため、フルハルを選択したくなります。
しかしこの時に問題になるのが展示方法です。そのまま置くと、ゴロンとなります。また、当サイト的にはどのように写真で紹介するかも問題になります。
フルハル形状で作製済みの潜水艦は10隻以上あり、これらをうまく紹介できないと週1でキットを紹介し続けられなくなります(3か月分相当なので切実!)。
せっかくフルハルで作製した模型をバラしてウオーターラインにするのもつらいものがあります。
そこで今回はフルハル潜水艦の展示用に考案した台を紹介します。(考案とは大げさですが。)
2022年上半期で耐震性のある新たな方法を考案しましたので、更新しました。(2202/6)
新しい(今度こそ決定版にしたい!)方法は、
・ 潜水艦の船底(フルハルパーツ)2箇所に6mm径のネオジム磁石をしこみ
・ 木製の台に、アオシマ製の潜水艦に入っている台をネジ止めする
・ 台の上に潜水艦を載せると、ネジに磁力でくっ付くので台に固定できる
という方法です。実際の写真はこちらです。




この方法だとトップヘビーではなく、磁力で強くくっ付くので転倒、転落の恐れがなくなります。ネオジム磁石が強力なので、ひっくり返しても落ちないです。

ポイントとしてはネジの高さを艦底パーツのギリギリに調整することで、磁力を担保することぐらいです。

木の部分は何でもよいのですが、管理人はセリアで8個100円で販売していたヒノキの木片を、木製のニスで塗装して使っています。
しかし、最近この商品は見なくなりました。もっと買っておけばよかったです。100均はどうしても商品の入れ替わりが早いので、恒久的につかうとなると難しい場合があります。
今回はただの木の板なので同程度の価格のものがホームセンターで購入可能です。

あと、潜水艦の台は成型色のままだと見栄えが良くないので、管理人はガンメタルスプレーで塗装しています。ここはお好みの色で良いです。
真横からだとネジの銀色が目立つので、気になる方は塗装してください。管理人は気にならないし、機能美的な感じもするのでそのままにしています。
ホームセンターでガンメタル色のネジも売っているのでそれを使ってもよいです。ステンレスのネジには磁石にくっつかないものもあるので避けた方が無難です。
新しい台に設置した、我が潜水艦隊です。
アオシマの潜水艦の台の相性がよいので使いました。磁石を入れる位置を同じにすると、台の互換性もでます。

アオシマの潜水艦の台のみだと、ピットロード潜水艦などもあるため数が足りなくなります。この場合は金属板を加工して作ることもできます。
V字型の切り欠きを板両端につくり、曲げるだけです。

加工のしやすさから、銅かアルミニウムがお勧めです。0.5mm厚ならばはさみでも切断できます。鉄は硬くて切断、穴あけが難しくおまけに錆のリスクあります。


潜水艦模型だと作る人が少ないのですが、これとほぼ同じ方法で最近増えている水上艦艇フルハル模型の展示もできます。


アオシマから出ている、フルハル専用模型で。(駆逐艦磯風)潜水艦と同サイズなので同じ展示台を使っての展示が可能です。

こちらは、ピットロードの日振型海防艦です。手前が波太、奥が大東です。
次ページ以降は、2022年1月以前までの方法ですが、この方法もボツとしました。理由は当時は良い方法だと思っていたのですが地震に弱いことが判ったためです。
他の模型はケースの耐震でダメージないにも関わらず、この展示方法では転倒するケースが多かったためです。
試してくださった方ごめんなさい(いないか)