フルハル潜水艦の展示法

1/700潜水艦フルハル模型の展示法

 潜水艦は水上艦艇よりもフルハル(艦底のパーツ付き)選択式の比率が高いです。潜水艦のウオーターライン模型では水上部分が小さいため、フルハルを選択したくなります。しかしこの時に問題になるのが展示方法です。そのまま置くと、ゴロンとなります。また、当サイト的にはどのように写真で紹介するかも問題になります。

 フルハル形状で作製済みの潜水艦は10隻以上あり、これらをうまく紹介できないと週1でキットを紹介し続けられなくなります(3か月分相当なので切実!)。折角フルハルで作製した模型をバラしてウオーターラインにするのもつらいものがあります。
 そこで今回はフルハル潜水艦の展示用に考案した台を紹介します。(考案とは大げさですが。)

 具体的には1cm角の木でできた角材(今回は檜を使用)の両端に船体を保持するための透明プラスチックの板(2×3cm;ここは調整可能)を取り付け、このプラスチック板上部は船体を載せるためのV字型の切り欠きを入れたものです。プラスチック板の厚みは0.4mm、切り欠き部分の最大幅は約1cmです。プラスチック板と角材は真鍮の釘で接合しました。

 真鍮釘を使ったのは見栄え重視のためです。またプラ板が0.4mmと薄いですがこの厚みだとハサミで簡単に切断ができる上、潜水艦の船体を載せると船体自体が支持体になるのでグラつきは少ないです。

この台のメリットを列記すると
・材料が安価で作製が簡単
・潜水艦の船体に穴を空ける等の加工をせずに展示が可能
・船体をロール軸方向に任意の角度で安定して載せられる
・上の方法で載せることで全周から写真が撮りやすい
・ラベルを付けることも可能

フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
拡大して撮影すると浮遊感も出ます
フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
伊27

 また、ここで木材を透明プラスチックの棒に変更すると、台の存在が更に目立たなくなり更に写真撮影時に使いやすくなります。詳しくは、情景写真への道1(潜水艦)もご覧ください。このタイプの展示台で写真を撮って紹介していきます。(これで、3か月以上は週一更新を延ばせます。ほっと一息。)

フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
写真撮影用の自作専用架台 以上伊27

 一方、既存展示台ですが、フルハルの潜水艦を発売している二者/社(アオシマ、ピットロード)三様(ピットロードでは2種の展示方法アリ)です。複数の方法が並列していると言うことは、ベストな展示方法が未確立と言う事だと思います。それぞれを紹介します。尚、最後に紹介するピットロードの伊56&58以外は船体の成型色と同色です。少しでも見栄えをよくするため、ガンメタルのスプレー塗装をしています。

 アオシマ製は写真のような高さの無いシンプルな展示台になっています。接着の指定はありませんが船体を支えるU字の部分が浅いので、接着しないとすぐに船体が倒れてしまいます。しかし接着すると展示台がフルハル部分に被った状態で写真に写りこみます。

フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
アオシマ
伊27

 ピットロード製の潜水艦の内、比較的古い模型である伊400型、伊13型、伊9型、呂35型はキール部分にが収まるような凹型の部品2点で船体を支えるようになっています。説明書には接着せずに載せるように指示がありますが、実際には少しの揺れで倒れるので、上のアオシマ同様に接着することになります。台の形は直線の組み合わせで格好いいのですがね。

フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
ピットロード
伊9

 一方、ピットロードの新しい模型である伊56&58ではフルハル船体の中央部分に穴があいており、ここに展示台を固定するようになっています。しっかりはまりこむ構造になっており接着は不要ですが船体にモロに穴が開いているので、下面から写真を写すことはできません。真横から見た場合は船体横にあるビルジキールに隠れて穴は目立ちませんがこの部分は大分幅が大きいです。アオシマの伊19型が同サイズですがビルジキールの幅はこれより大分小さいです。

フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
ピットロード
伊58
フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型

 今回紹介した方法以外で、過去に考案した展示方法を参考までに紹介します。船底に3mmの穴を空け透明なプラ棒で支える方法です。1つは自作の木製台に設置したもの、もう一つは市販のディスプレー台(ダンボール戦記というロボットアニメ?のロボット支持用)を使ったものです。

 悪くはないと思いますが、真横から見ると、穴を空けた部分が欠けたように見えてしまします。また裏側からみるとモロ目立ちです。さらに船底に穴をあけただけだと棒で船体をしっかり固定できないので、穴の部分に木材を裏打ちしておき支持できるようにしています。このように船体加工に手間がかかっていました。そのため一旦ボツにしています。

 しかし、最近潜水艦が潜航している写真を撮影している内に、この方法は透明プラ棒が目立たなく、スポット修正で棒を消去できるため使えることが解りました。詳しくは、情景写真への道1(潜水艦)もご覧ください。(2021/6追記)

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艦艇模型
伊41
フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
伊53

 これらの試行錯誤を経て現時点では冒頭にご紹介の方法におちつき、展示台を量産しました。船底に穴を空けてしまったものは修繕し、架台と接着したものは架台を外し着色しなおした上でフルハル模型として紹介していく予定です。

フルハル潜水艦の展示法
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艦艇模型
奥から2番目は伊16(船体下部は伊56&58より流用)

 各種展示台の再結集です。今後これらも新しい展示台に載せて発表していきます。潜航時の写真はどうするか引きつづき考案中です。

使用した模型
伊27/伊47とも、伊19改造(アオシマ)
伊58、伊56&58(ピットロード)
伊16(タミヤ)船体下半分は伊56&58(ピットロード)より流用
伊9(ピットロード)

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