始動!架空艦カテゴリ

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 最近は、実際に完成しなかった艦の模型も発売されており、模型の楽しみを広げてくれています。私もいくつか作っています。

 また、戦訓などを元にして、こうした艦があったならば。。とか、この艦が大戦末期まで生き残っていれば。。的な艦を改造で作ることもあります。最近は喜ばしい事に多数の艦艇模型が発売されるため、同一艦の新キットが後から発売されることもあります。

 貧乏性なため未作成キットの処分には強~い罪悪感があり、これらを架空艦として再生することもあります。

 このHPでは実在しなかった艦を全て架空艦として紹介します。また、これらの艦は架空艦のカテゴリにのみ分類し艦種のカテゴリには重複させません。実史との混乱を避けるためです。

どのような艦が該当するか例示すると、

1)着工はされたが完成しなかった艦の完成状態
      例:空母伊吹、笠置、阿蘇、巡洋戦艦天城、戦艦土佐
2)当初設計とは異なる艦として完成したが、その元計画
      例:戦艦信濃、加賀、巡洋戦艦赤城、潜水母艦高崎、重巡洋艦伊吹 
3)フィクションで創作した艦
4)戦没した艦が、その後も残存していた時を仮定して作製した艦
      例:空母赤城、加賀、龍驤(1944)
5)建造や改造計画はあったが、実際には着手されなかった艦
      例:戦艦大和(50cm砲搭載型)、特設巡洋艦崎戸丸
6)改造されたが、改造されなかった状態で作製した艦
      例:戦艦伊勢(1945)、水上機母艦千代田(1944)、潜水母艦大鯨(1945)
7)計画のみ存在した艦

 これらの艦は、未成艦、架空艦と分けるべきかとも考えましたが線引きが曖昧(例えば、巡洋戦艦赤城や戦艦加賀は架空艦?巡洋戦艦天城や土佐は未成艦?)なので架空艦のみに統一しました。

 現在、艦隊型駆逐艦を護衛駆逐艦的に改造した艦を複数作っています。有力な護衛艦艇があれば大戦末期のシーレーンの悲惨な状況が多少改善されたと思うためです。

 また、戦前に想定の夜戦が大戦後半ではほとんど無く、魚雷戦を志向した艦隊型軽巡や駆逐艦が活躍の場を失ない、船団護衛での対空、対潜戦闘で消耗した事もあります。

 改造に際しては極端な重武装化は避け、武装搭載時には代替の積載物を降ろし、リアリティを出すようにしました。このとき作製のお供(資料紹介)で紹介した<軍艦載兵器大図鑑>は非常に参考になりました。

 また、①実在の艦を護衛に適したように改造した場合と、②船体形状は活かしつつ抜本的に改造した場合、との異なる改造もしています。

 ①では対潜兵器、対空兵器を増やし魚雷兵装、対艦用兵装を減らしました。

 ②では更に、護衛駆逐艦として完成度の高い改松型にならった改造をしました。

 具体的には、機関をシフト配置にした想定で煙突間の距離を長くする、性能低下を許容し艦尾を平面にする、輸送任務対応のため小型舟艇(小発)を搭載する、改造を行っています。

 上で紹介の護衛艦ではありませんが、架空艦の第一弾として、防空巡洋艦木曽(防空巡洋艦五十鈴改造)をアップしました。今後随時増やしていく予定です。(2021/5)

架空巡洋艦木曽

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