効果大!別売りパーツbest3

1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ

 艦艇模型の充実に伴い、別売りディテールアップパーツも多数でています。たくさんの艦を作っていくと必然的に発売時期やメーカーが異なってきます。ディテールアップパーツを使うと全体的な統一感を出せます。しかし割高なため、こり過ぎると肝心の艦艇模型にお金が十分に使えなくなってしまいます。(趣味第一とはいかない、家族持ちのため。。)

 今回は管理人が実際に使用のお勧めのディテールアップパーツをベスト3(番外1)を紹介します。

 選定ポイントは機銃を中心とした武装パーツのサイズです。古い模型程大きいですがこれではバランスが崩れオモチャ感がでてしまいます。武装パーツ統一のためウオーターラインシリーズでは駆逐艦以下の小型艦では“小型艦兵装セット”が、軽巡洋艦以上の艦では“大型艦兵装セット”が同封されています。

 しかし正直これらの機銃(25mm二連装、三連装機銃)はまだオーバースケールです。また、単装機銃は入っていません。古くからウオーターラインシリーズでは単装機銃は省略されているからです。ここの改善が第一歩です。

第1位 新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R ピットロード

第1位
 ピットロードの 新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R です。
 このセットをお勧めする理由は
・ウオーターライン共通パーツや、同社従来品より部品が小さく、サイズ感が良好
・ランナー一つに各種部品が付属し色々な艦艇のディテールアップに使える
・ランナーあたりの部品数が多い割には値段も抑え気味。つまり高コスパ な点です。

1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ピットロード
新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R

 武装のパーツだけでランナー一つに、12.7cm高角砲4門、25mm三連装機銃7門、同二連装機銃6門、同単装機銃10門付属しています。この数のバランスがまた良く、色々な艦を作っているとまんべんなく無くなります。

 これ以外にもアンカー(錨)大小各2、高射装置等の装備類や弾薬箱もついています。1箱にこのランナーが2個入っているのでこの倍の数が手に入ります。管理人は最近はこのセットばかり使っており、累計では20個以上購入したと思います。

 個別のパーツでは12.7cm高角砲の砲身がとにかく細くシャープな造形で、これを搭載すると模型が引き締まります。重巡洋艦等シールド付きの場合はこの砲身のみを使うこともあります。

 また、三連装、二連装機銃は砲身部分と操作者が座る座席部分が別パーツになっており、実際の通り砲身のみをガンメタルに塗り分けることも容易です。ただし、管理人はそこまで凝っておらず、予め組み立てたあと全面をガンメタで塗装しています。

 このパーツを接着する時は、座席パーツをランナーから切り離さずに砲身を接着することをお勧めします。小サイズである利点とトレードオフで、組み立てが(私のような年配者には)大変で、これを少しでも軽減するためです。詳細は効率up!時短組み立てでも紹介しています。

1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ピットロード
新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R
左)新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R、右)ウオーターラインシリーズの大型艦兵装セット

 上の写真は、今回紹介の新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R(左)と、ウオーターラインシリーズの大型艦兵装セット(右)での九六式25mm三連装/二連装機銃の比較です。新WW-II日本海軍艦艇装備セットの小ささがお判りいただけるかと。尚、これは機銃の座席部分がランナーに接続した状態で機銃砲身を接着したものです。

1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ピットロード
新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R
新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R 使用例(駆逐艦浜風、フジミ)
1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ピットロード
新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R
新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R 使用例2(駆逐艦浜風、フジミ)

 こちらは駆逐艦浜風(フジミ)での使用例です。

 品番の1RのRとは改定された後の品番です。この改定で12.7cm高角砲が通常の形状(ウオーターラインシリーズの大型艦兵装セットでお馴染み)に加え、砲身機関部に保護防楯を備えた型も選べるようになりました。

この高角砲を装備した艦艇は、
 戦艦大和(天一号作戦時)、戦艦比叡
 空母瑞鶴、翔鶴、飛龍、瑞鳳、祥鳳、飛鷹、隼鷹
 重巡高雄、愛宕、防空重巡時の摩耶
 防空軽巡五十鈴
 水上機母艦千歳、千代田、瑞穂
 練習巡鹿島、香椎、香取
 敷設艦津軽 

 だそうです。パーツには通常タイプのものとの使い分けについて記載がないので、もし上の艦艇を作るのでしたら、保護防楯のを設置してください。管理人はこれを知らずに大部分が作製済みとなってしまいましたが。

第2位 Nano Dreadシリーズ九六式25mm三連装/二連装/単装機銃ファインモールド

 第2位ファインモールドNano Dreadシリーズの九六式25mm三連装、二連装、単装の各機銃セットです。

 メーカーHPに”樹脂成形の限界に挑む”とあり、それを文字通り具現化したパーツです。上で紹介の新WW-II日本海軍艦艇装備セットよりも更に精密なパーツとなっており、形状、大きさでは現時点(2021年1月)ではベストだと思います。

 この細かさを実現している理由の一つは、金型技術に加え樹脂に通常のポリスチレンではなく、靭性に勝るABS樹脂(Aアクリロニトリル、Bブタジェン、Sスチレン)を使っているためです。単一のスチレンだけではなく耐衝撃が良いブタジェン成分が含まれるのが効いています。

 欠点は溶剤溶解性が落ちてプラモ用の接着剤では接着がしにくい点ですが、被接着基材(機銃を付ける先の部品のポリスチレン)が溶けてくれるので大した問題にはならないです。

 私的には接着性より、パーツ個数あたりの価格が大分お高い点(ザックリ、ピットロードの2倍以上)がネックになっています。趣味にはバッチリお金を掛けられる方や、1隻をしっかり作りこんでいく(一艦重点主義!)方には、こちらのNano Dreadシリーズの方が、新WW-II日本海軍艦艇装備セットよりお勧めです。私は、ピットロードのパーツでもまだ大きく感じる小艦艇など、ここぞという時に使っており累計では結構な数を買っています。

 ナノドレッドシリーズはここに紹介以外にも多数発売されており、どれも出来は非常に良いです。アンカー/菊花紋章セットは使う事があります。

1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ファインモールド
Nano Dreadシリーズ
1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ファインモールド
Nano Dreadシリーズ
上から三連装、二連装、単装機銃。単装機銃の左側は防護盾
1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ファインモールド
Nano Dreadシリーズ
使用例、一等輸送艦タミヤの艦橋への設置例(単装機銃)
艦首の12.7cm高角砲、艦橋前後の二、三連装機銃は新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]R より

 余談ですが企業で製品開発に携わっている身からすると、材料変更や金型技術革新などで他社が作れない精度のパーツで差別化し、その分高く売るというのは理想的な流れだと思います。ショージキ消費者目線ではもう一声安いと助かるのですが。

小ネタ:ファインモールドの96式25mm機銃は2013年にリニューアルされました。しかし、リニューアル前の単装/二連装機銃は単装機銃用の防盾はついていないもののランナー1個当たりの単装の数は6個そのままで、更に二連装が2個ついています。

 つまり、ひと箱では2×4計8個の二連装が余分に手に入ることになります。実売価格もリニューアル前後で変わらないので、単装機銃の防盾が不要の方はリニューアル前品の購入をお勧めします。但し、リニューアルに伴い旧版は廃版なので中古店などで見つけられればですが。

第3位 新WW-II日本海軍艦艇装備セット[3] ピットロード

 第3位ピットロードの新WW-II日本海軍艦艇装備セット[3]
 新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]Rで網羅されていない14cm単装砲、ハーフシールド付きの12.7cm高角砲、噴進砲等の武装類がセットされています。これも[1]同様、非常に出来が良いです。ただ。パーツの汎用性という点で[1]よりは使用頻度が低いです。

 パーツの数は1ランナーに各1個、一箱4ランナー入りのため各4個となります。ハーフシールド付きの12.7cm高射砲は重巡1隻に1箱が、14cm単装砲では軽巡1隻に2箱が必要となってしまいやや低コスパです。

 ハーフシールド付きの12.7cm高射砲は主砲として使われている水上機母艦秋津洲、給油艦足摺、工作艦明石など目立つ部分にのみ使っています。噴進砲も同様、戦艦武蔵、駆逐艦澤風などポイントになることろに”カードを切る”(ちょっと大げさ)といった感じで投入しています。

1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ピットロード
新WW-II日本海軍艦艇装備セット3
給油艦足摺
新WW-II日本海軍艦艇装備セット3 シールド付き12.7cm高角砲(給油艦足摺)
1/700艦艇模型、お勧めディテールアップパーツ
ピットロード
新WW-II日本海軍艦艇装備セット3
駆逐艦澤風
新WW-II日本海軍艦艇装備セット3 墳進砲(駆逐艦澤風)、艦橋前の単装機銃はセット1Rより

番外追加 駆逐艦睦月主砲の別売りパーツ ヤマシタホビー

 追加、ヤマシタホビー駆逐艦睦月主砲の別売りパーツ
 駆逐艦睦月に入っている、12cm単装砲(平射砲)のパーツが秀逸です。睦月のページでも説明していますが、垂直方向のサイズが的確で模型のシルエットが格段に良くなります。

 一般で市販されていない点が難点ですがヤマシタホビーさん通販ぺージ https://tnby.stores.jp/ 
では1パーツ400円、または”12センチ砲&雁首型通風筒セット”と称した3パーツ1000円で販売しています。(2021/2現在)1パーツだと前期型、後期型の単装砲各2門入りのため1隻(通常4門)丸ごと交換できないです。

 そのため3パーツの方を購入した方が良いです。私はピットロード製の峯風型神風型、睦月型を何隻も作製済みですが、すこしづつこの主砲に換装しています。またボートやボートダビットなども精度が高く使える部品です。

 番外にした理由は一般商店やネットショップで販売していないためです。

12センチ砲&雁首型通風筒セット
ヤマシタホビー
12センチ砲&雁首型通風筒セット
ヤマシタホビー
使用例
海防艦択捉型
ピットロード海防艦択捉型の主砲への設置例 左)換装、右)キット部品
12センチ砲&雁首型通風筒セット
ヤマシタホビー
使用例
駆逐艦汐風
使用例(駆逐艦汐風)、艦橋前の単装、二連装機銃は新WW-II日本海軍艦艇装備セット[1]Rより

 ヤマシタホビーの駆逐艦睦月に2枚入っているので前期型が4門余り、これはピットロード峯風型に転用できます。ヤマシタホビーさんが峯風型も出してくれると逆にその余剰パーツで睦月型、神風型がディテールアップできてうれしいのですが。リリースお待ちしています!

 以上、気に入ったパーツがあれば使ってみてください。1/700艦艇模型そのものにリソース(ここでは購入資金)を重点配分するため、艦艇模型90%、ディテールアップパーツ10%ぐらいに割り振った場合の例ですので、皆さんの模型作製スタンスに合わせて配分してください。

 余談です。今回、パーツ紹介のために接写用のクローズアップレンズでの写真にトライしました。私の肉眼では見えないのですが、写真にするとホコリが付いている例がありクローズアップ写真の容赦のなさが垣間見えました。1/700艦艇模型の紹介本にある接写は色々ケアしながら撮影しているのが良くわかりました。本件、大目にみていただけると助かります。なにせ年配なものでして。

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