情景写真の名脇役1では1/700艦艇写真を撮影する際に使える遠景用の模型を紹介しました。ここでは、近景用に使える模型を紹介していきます。
1/35 96式 25mm 3連装機関銃(ピットロード)
構図を強く意識し、前景に機関銃を撮影した写真を見たことがあります。こうした写真用に最適なのが1/35の機関銃です。本格的なスケールモデルなので作り応えも十分です。
砲身の放熱フィンや先端部のラッパ状部分の造形が本格的です。作製には1/700重巡ぐらいの手間がかかるので当然ではあります。
配置には工夫が必要です。主役がこの三連装機銃ではないため、構図の左右端のどちらかギリギリに配置し、ピントを艦艇模型に合わせます。また、台を置いてちょうど良い高さを探します。
機関銃は3本とも同じように見えますがですが、備品の配置により右用と左用とがあり、三連装では右用2本、左用1本の組み合わせで出来ています。(設計図より)
このパーツ割りだと二連装、単装も模型化してくれるのではと待っていました。しかし残念ながらその気配はないです。そのため、二連装、単装各1基用に改造目的で同じキットを購入済みです。まだ積んだままですが。
国本戦車塾特別号という解説書が付属しているのですが、これが本格的で実に渋いです。
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1/35 特2式内火艇 (サイバーホビー)
これまた1/35模型です。国内メーカー製ではないのですが出来が良い模型で、設計図通りに組み立てウエザリングすると簡単にリアルな模型が完成です。
特2式内火艇は海軍所属の水陸両用戦車ですが、写真の状態では水に浮くことができません。前後にフロートが着いた状態ならば水上走行可能です。
このときは全長が倍くらいになります。フロート付きも発売されており作製中ですが他の模型作製に忙しくて進んでいません。
フィリピン、オムロック湾で特2式内火艇を搭載して実戦参加した、2等輸送艦との写真です。
大きさにこの差があると構図が難しいです。海面を高くするともう少し自然になるかもしれません。艦艇模型の引き立て役に徹するのであれば1/72スケールの方が良いかもしれません。
陸軍の戦車だと、河川砲艦とのコラボぐらいしか思いつきませんが海軍の車両だと他にも色々できそうなので紹介しました。
1/35の水陸両用車としては、特4式内火艇も発売されています。竜巻作戦verを購入すると7.7mm機関銃2門と魚雷2本が付属しており、これも近景用に使えそうです。というかこの7.7mm欲しさに特4式を買っています。
本HPでは伊41に搭載した状態を紹介しています。いつかこれも紹介したいです。
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ディアゴスティーニなどの連載模型(1/250)
タイミングよく連載時期にゲットするか、中古屋でみつけるかの二択です。管理人は中古屋で赤城の12.7cm高角砲と煙突を購入できました。金属製で独特の光沢と重量感があり気に入っています。あえて塗装はしていません。
まずは高角砲のパーツです。
赤城は他の艦艇とは違い、独自形状の高角砲を搭載しています。そのため、これを使った場合にはどうしも<赤城から見た他艦艇>との設定になります。
また、シールドは煙突のばい煙よけなので、煙突が設置されている左弦のみに搭載されます。右舷はシールド無しの高角砲が搭載されています。写真を撮る場合は位置関係を気をつけると良いです。
やはり加賀と一緒に撮影して、一航戦とするのが王道ですな。
次は煙突パーツです。こちらは第1号なので市場にある数も多く中古でゲットできる可能性も高いのではないでしょうか。第1号は工具や接着剤もついておりお得なセットでした。
1/250となると1/700の伊361潜水艦よりも圧倒的に巨大です。
これまた加賀と一緒に撮影して、一航戦としました。