5500t型の巡洋艦の最終形態である川内型軽巡洋艦の２番艦です。それまでの5500t型軽巡の煙突が３本であったのに対し、燃料に石炭も使える混焼缶を増やすことにより煙突数が４本になりました。
そのため5500t軽巡の中では最新の艦にも関わらず、クラッシックな雰囲気となっています。あと、カタパルトが艦尾近くに移動し、その結果艦尾側のマストと艦橋との距離が近くなり、前級までと比べシルエットバランスが良くなった感があります。
この後、新鋭の阿賀野型が竣工するまでは15年以上間隔が空いたこともあり、永く水雷戦隊の旗艦を務めました。護衛任務中に航空機や潜水艦の攻撃で戦没した水上艦が多い中、1943年にコロンバンガラ島沖海戦にて、敵艦隊との夜戦で戦没しています。当初想定された形態の戦闘での戦没でした。
フジミがウオーターラインシリーズを脱退した穴埋めでリニューアルされたキットのため、ストレスなく端正な神通を組み立てることができます。他の軽巡のように主砲の一部を高角砲に換装する機会もなかったので、緒戦の典型的な姿を楽しみましょう。
模型水線間長22.9cm
マストを金属線に交換
カタパルトをエッチングパーツに交換
アオシマ 1/700 軽巡洋艦 神通（1942）
Aoshima 1/700 Light Cruiser Jintsu
発売年：2008
同型艦の他社模型：フジミ（1973）
フジミのキットは安価ではりますが、古いうえ魚雷発射管の配置が設定年代と異なるミスがあります。アオシマ製の一択です。
アオシマからは神通1933という艦橋前にカタパルトを搭載した時代の模型もでています。当サイトでも今後紹介予定です。これは限定版扱いで最近殆ど見なくなりました。運よく発見できた場合は購入をお勧めします。
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青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 軽巡洋艦 神通 1942 プラモデル 351
