阿賀野型1番艦です。阿賀野は他同型艦(能代、矢矧、酒匂)とは違う部分が多いです。タミヤの本キットは発売が1970年代と古いにも関わらず、違いをしっかり表現しています。
こうしたキットは現在では当たり前ですが、箱替えキットも多かった当時としては精密+同型艦との違いを表現した秀作でした。
一方2番艦能代、4番艦酒匂はいまだにタミヤから発売されていません。
違いを出すのが難しかったか、バリエーション変更しても売り上げが見込めなかったためかと思います。
竣工が1942年10月のため、建造目的であった水雷戦隊旗艦としては活躍できずに、1944年はじめには敵潜の雷撃により沈没しました。
フジミからも2015年に阿賀野が2番艦の能代とのコンパチキットとして出されています。阿賀野といえば98式夜間偵察機という十数機しか製造されなかったマイナー機体を搭載した姿が有名です。
98式夜偵の搭載時はフジミの阿賀野で作成済みなので、今回は艦載機は載せずに竣工直後の1942として紹介しました。
模型水線間長 24.5cm
マストを金属線に交換
タミヤ 1/700 軽巡洋艦 矢矧
TAMIYA 1/700 Light Cruiser Yahagi
発売年:1972
同一艦の他社模型:フジミ(2015) こちらは最新の模型で非常に出来が良いです。というかこのくらいでないとタミヤの模型は越えられないです。
2番艦能代とのコンパチキットですが、大量の余剰パーツが発生します。そのためか実売価格はタミヤ製の約2倍です。
<Amazon>
タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.314 日本海軍 軽巡洋艦 阿賀野
<楽天>
タミヤ【プラモデル】1/700 ウォーターラインシリーズ 日本軽巡洋艦 阿賀野