阿賀野型2番艦でフジミから2018年に出たキットです。1番艦の阿賀野との選択式キットなのですが、パーツが1.7隻分ぐらいはいっており、あと少し部品があれば2艦入りになったという内容です。
管理人は2個購入しましたが1個目では能代を作りました。阿賀野型は古くからタミヤの名作キットがあったのですが、能代は未発売だったためです。
完成が大戦末期で海戦への参加経験がない酒匂はともかくマリアナ、レイテ両沖海戦にも参加の能代が未発売なのは謎でした。
タミヤ担当艦艇では空母隼鷹はあるが、飛鷹が未発売と似た例があります。現在ではいずれもフジミが発売してくれました。
能代では船体中央の航空機運用台が前後に2分割されているのが特徴です。そのために魚雷発射管がよく見えるのが造形的に良いです。4番艦酒匂でも同様な航空機運用台が設置されています。
キットは例のごとくの高密度ディタールで、艦橋基部や砲塔側面の窓などのモールドが精細です。側面から目立つ部分が精細だと情景写真の際に本物らしく見えます。この辺りが新世代キットの良さです。
能代も他の阿賀野型同様に、水雷戦隊を率いた砲雷撃戦の場面には恵まれていません。竣工が戦局が傾いた1943年半ばのため、何度も空襲での被害を受けながらも奮戦したようです。
ただ、護衛や被害を受けた艦艇の救助活動が多かったようです。
模型水線間長 24.5cm
完全素組
フジミ模型 1/700 軽巡洋艦 阿賀野/能代
FUJIMI MOKEI 1/700 Light Cruiser Agano / Noshiro
発売年:2015年
同一艦の他社模型:無し。このセットのキットは最近品薄になっています。単艦で再販されつつあるようです。
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フジミ模型 1/700 特シリーズ No.91 日本海軍軽巡洋艦 阿賀野 / 能代 (選択式キット) プラモデル