大和型戦艦の2番艦です。タミヤ製の大和は1945年の最終時が模型化されているのに対し、武蔵は1942年の竣工時が模型化されていました。
しかし、2004年にフジミからも大和型がリリースされ、対空武装が強化された武蔵の最終時(1944年)の模型も発売されました。
先行して制作済みのタミヤ製大和との統一感を出すため、船体と対空武装が強化された艦橋基部はフジミ、艦橋、砲塔は大和を使って2個イチで組み立てています。
同型艦なので簡単にパーツを交換できストレスなく組めました。
しかし、2018年にピットロードから武蔵の最終時がでており、このような作り方をする必要はないかもしれません。大和と異なり、艦橋~煙突両サイドの12.7cm高角砲が6門しか搭載されておらず、その代わりに25mm三連装機銃が搭載されています。
それだけだと寂しいので土嚢で囲っていますがこの部品は、アオシマの戦艦山城から転用しています。船体色と異なり目立つ上に戦時急造らしい雰囲気が出てお勧めです。
また煙突近傍に左右に1門づつ噴進砲(一種のロケットランチャー)を搭載しているのもポイントです。これは雑誌ネービーヤードに掲載されていた作例を真似たものです。
武蔵の建造に主砲運搬で関わった給兵艦樫野のページもあります。こちらもご覧ください。
模型水線長 35.8cm
フジミ模型と、タミヤの武蔵を2個イチで作製
カタパルト、艦尾クレーンをエッチングパーツに交換
情景写真的な写真も入れてみました。実在の写真のように見えると良いのですが。写真の撮影方法、加工方法は情景写真への道1(停泊水上艦)をご覧ください。
戦艦 武蔵 Battleship Musashi 1/700
船体 / Hull
フジミ模型 1/700 戦艦武蔵 特5
FUJIMI MOKEI 1/700 Battleship Musashi
艦橋、砲塔 / Bridge, Gun Turret
タミヤ 1/700 戦艦武蔵 No.114
TAMIYA 1/700 Battleship Musashi
発売年:2004フジミ、1998タミヤ
同型艦の他社模型(発売年):アオシマ(2017)、ピットロード(2018)、フジミ艦NEXT(2019)
ここ最近で発売ラッシュです。ピットロード、フジミともフルハル/ウオーターライン選択式です。アオシマ製は大人の事情でフルハル模型と称していますが、ウオーターラインにもできるようです。
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フジミ模型 1/700 特シリーズ No.5 超弩級戦艦 武蔵 レイテ沖海戦時 プラモデル 特5
タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.114 日本海軍 戦艦 武蔵 プラモデル 31114
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1/700 ウォーターライン 日本戦艦 武蔵(むさし)【31114】 タミヤ
コメント
[…] 比叡は1942年には撃沈されているので、対空機銃などが増設されていません。そのため、過去の模型ではあっさりした造形になっていました。しかし、フジミスタンダードで模型化されたため軍艦らしい高密度なディテールが楽しめます。 金剛型4隻の中では本艦のみが艦橋の形が大きく異なります。これは、本艦のみがワシントン海軍軍縮条約の影響を受け、練習戦艦の時期を経由した後、同条約切れに伴い他の3艦とは異なるスケジュールで改装されたためです。この改装では大和型建造のテストとしての側面もあり、外観では艦橋が大和型類似の塔型構造が採用されています。当サイトの大和型の模型ともこうした視点で見比べてみてください。 […]