飛行艇の整備、運用のために建造された水上機母艦で、他の水上機母艦(千歳、千代田、瑞穂、日進)とは全く異なります。
同型艦の計画もありましたが、戦局の変化により重要度が下がりこの艦のみの建造に留まりました。
練習巡洋艦の香取型に近い形状をしているため、このピットロードのキットがでるまではアオシマの香取型を改造して作るのが定番でした(私はこの方法で作ったことはありませんが)。
このキットを購入したものの積んだままになっていた所、2017年にアオシマからも秋津洲の新キットが発売されました。
そこで、迷彩で有名な飛行艇母艦時代の秋津洲は最新のアオシマ製で作ることとして、こちらは迷彩無しの大戦末期に輸送船的な運用をされた時代での魚雷艇搭載状態としました。
これは、雑誌ネービーヤード(Navy Yard)2009年Vol10号P97に掲載のライター矢萩登氏の作例を真似たものです。(ただし、真似ただけで超絶技巧、端正な雑誌の作例の足元にも及びませんが。。)
実際にも飛行艇の運用が困難になった大戦の中期以降、艦尾の巨大なクレーンを活用し魚雷艇、大発(小型の揚陸艇)などの運搬で重宝されていたようです。船体も大戦末期に合わせて機銃増設、レーダーの設置しています。
飛行艇母艦時代とここで紹介の輸送船的な時代の2隻を作る予定でピットロードのキットを2つ持っていたのですが、アオシマのキットも作り始めているので、余った1隻をどう活用するか考案中です。
また、この艦は普段は木製展示台に載せて飾っていす。展示台でワンランクup もご覧ください。
余った1隻は架空水上機母艦として水偵を運用する艦艇を作りました。
模型水線長16.1cm
改造ポイント:魚雷艇搭載、クレーン基部への機銃増設、高角砲をディティールアップパーツに換装
魚雷艇はピットロードの米、独の魚雷艇セットから見繕ってそれらしく組み立てました。
ピットロード 1/700 水上機母艦 秋津洲
PIT-ROAD 1/700 Seaplane Tender Akitsushima
発売年:2005
同型艦の他社模型(発売年):アオシマ(2017)
ピットロードからはフルハル部品を追加したモデルが2018年に発売されています。
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ピットロード 1/700 スカイウェーブシリーズ 日本海軍 水上機母艦 秋津洲 プラモデル W203
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