鶴見は知床型の給油艦知床型の5番艦です。1922年竣工と古い艦のため、艦橋の形状や、大型の通風塔などにクラッシック感が満載です。
同型艦は模型も出ている水上機母艦野登呂の他にも、給兵艦(武装の運搬船)の知床、潜水艦救難設備をもつ佐多と多様な改造、使われ方をしています。
この模型がピットロードから発売されたのは2001年と、現在のようにマイナー艦も発売されていた時期の大分前です。
このような時期に給油艦が発売されたのは艦艇模型のバリエーション拡大に大きな意義があったと思います。ちなみに川崎型タンカーがフジミから発売されたのは2011年になってからです。
本艦は平時の活躍が長く大量の石油を日本に運搬した功労艦です。その際は前後の14cm砲は取り外しその分、石油の搭載量を増やしたそうです。キットはタンカーらしく乾舷が浅い、満載状態を設定しています。
甲板の大部分にリノリウム張りのモールドが施されており、この模型では説明書指定通りリノリウム色に塗装していますが、実艦では可燃物をタンカー甲板には敷かないとの指摘もあります。
今後、同型艦を作製する場合は塗装しないつもりです。
模型水線間長 19.8cm
完全素組
ピットロード 1/700 給油艦 鶴見(知床型)
PIT-ROAD 1/700 Tanker Tsurumi(Shiretoko class)
発売年:2001年
同型艦の他社模型:無し
同型艦の知床もパーツ内容は同じキットです。
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ピットロード 1/700 日本海軍 給油艦 知床 W60