睦月型の10番艦です。模型は1926-1936年頃の竣工直後の状態になっており、大戦時の睦月型とは異なった角形の艦橋が特徴です。
また、前クラスの神風型が、魚雷兵装が2連装3基であったのに対し、3連装2基に改められた関係で武装配置に余裕ができ、バランスが良く見えます。
この模型はウオーターラインシリーズ初期のものですが艦の特徴のつかみ方が秀逸です。精度は今の目でみると厳しいですが、コレクションとして並べる分には全く違和感ありません。
小学生の時に同型艦の睦月を作りましたが、設計図に載っていた完成模型の写真が良くできており、このレベルで作れるようになりたいと思ったものです。当時の駆逐艦模型としては珍しく錨が別パーツ化されていたのも高ポイントでした。
以前はピットロードの駆逐艦峯風型、神風型と合わせるために主砲を同社のパーツに交換していました。一番下にその時の写真を載せています。
このパーツはディテールは良いものの垂直方向にオーバースケールです。そのため設計図通りハセガワの主砲を使った方が良いです。一旦交換はしましたが、また元に戻しました。
模型水線長 16.8cm
マストを金属線に交換
ハセガワ 1/700 駆逐艦 三日月
HASEGAWA 1/700 Destroyer Mikaduki
発売年:1980年
同型艦の他社模型:無し
睦月型はヤマシタホビーとピットロードからも出ていますが、1930年代の竣工時のモデルはハセガワ製のみです(2020/8現在)