護衛駆逐艦(丙型)松型の1番艦ネームシップです。従来の艦隊型駆逐艦が想定していた水上戦ではなく輸送や護衛任務に酷使され航空機や潜水艦により撃沈されていく中、戦局に即した護衛駆逐艦として設計されました。
砲雷の射線数を朝潮型以降の艦隊型駆逐艦から半分に減らし、且つ最高速度が20ノット台と数ノット低速なのを忍んでいます。
一方、主砲を高射砲に変更し爆雷搭載数を増やすことで、対空/対潜能力を高め、更に機関をシフト配置にすることで生存性を高めています。
短期間に18隻が竣工、戦力化しました。大戦末期での同型各艦の活躍を見ると、遅きに失したとは言えこの方針変更は有効でした。
このように戦況に即した艦ですが、米国では両用砲、シフト配置ともより早い建造時期の駆逐艦から採用されていました。
国力の差に加え、こうした対応の遅さにより戦局が傾いていったと思います。戦時の変化の早さは現在にも通じるのではないでしょうか。
タミヤ製の本模型はフジミのウオーターラインシリーズからの脱退に伴いリニューアルされたものです。
単装機銃を設置する穴が深くモールドされており、同型艦での各種設置パターンに対応しにくい点と、船体が反り気味な問題ありますが基本的には良い出来です。お手頃価格なので量産するのも手です。
あと、模型では乾舷に窓の穴が開いていませんが精密度アップのためピンパイスで穴を空けています。松型は数が少ないので穴あけも楽です。
模型水線間長 13.7cm
マストを銅線に交換、レーダー(13号電探)をエッチングパーツに変更
タミヤ 1/700 駆逐艦 松
TAMIYA 1/700 Destroyer Matus
発売年:1995
同型艦の他社模型(発売年):フジミ(1971)、ピットロード(2021)
松として発売はされていますが古い模型で船体の形状が改松型(橘型)、艦橋が松型の特徴が混ざった謎の模型です。そのため、現時点(2021/2)ではタミヤ製一択です。
2021/6追記。ピットロードから松型(竹)が発売されました。本HPにも近日登場予定です。
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タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.428 日本海軍 駆逐艦 松 プラモデル 31428