駆逐艦 汐風(1945) / Destroyer Shiokaze

工作艦 明石(1943) Repair ship Akashi 1/700 アオシマ 駆逐艦 / Destroyer

峯風型の8番艦です。最終時の模型は発売されていませんが汐風や峯風型駆逐艦2番艦の澤風が沈船防波堤となっている小名浜港がある福島県いわき市に単身赴任中の縁で作製しました。

 本来であればピットロードの峯風型を改造ベースにする所ですが、汐風は船体後半が回天搭載用に大改造されています。

 そのため峯風型の構造が反映されないことと、艦橋が円筒型に改装されている事より、ヤマシタホビーの睦月を改造ベースにしました。資料としては、参考文献にある帝国海軍駆逐艦総ざらいP95の図面を参考にしています。

 ヤマシタホビー睦月は2018年発売の最新作のため出来が非常に良いです。また、本模型では主砲を艦首に1門しか装備しないため、余った主砲(天蓋付き3門、天蓋無し4門。いずれもサイズ感が抜群!!)を他に転用することもできます。

 艦尾側の回天用の軌条がある部分はタミヤの一等輸送艦の船体後半を使っています。

 この二つのパーツを接合させるのに多少手間がかかります。一等輸送艦の船体は睦月型よりも太いので、船体幅に合わせて両サイドをうまく削る必要があります。

 また、その際に軌条のモールドに影響が無いように要注意です。結構幅を狭くするのでヤスリではなくPカッターを使いました。ここさえうまく出来れば、あとはそれらしく25mm連装機銃6、単装8を装備すれば出来上がりです。

 回天はピットロードの伊56&58から流用しています。同じ峯風型の波風が船体中心線上の1本の軌条に2基の回天を搭載したのに対し、本艦は4基搭載のためかなり窮屈になっています。

 波風の他、終戦まで生き残った軽巡北上や松型駆逐艦、橘型駆逐艦と共に回天を搭載し、挺身部隊として連合軍の上陸部隊を迎え撃つ予定でした。

 しかし実戦には使われずに沈船防波堤として戦後復興に役立ったことが幸いです。汐風が今でも埋設されている小名浜港探索の記事は聖地巡礼、小名浜港編にあります。

模型水線長 14.3cm
船体改造

駆逐艦 汐風
Destroyer Shiokaze
1/700
ヤマシタホビー 
YAMASHITA HOBBY
タミャ
TAMIYA
回天非搭載の状態その1
駆逐艦 汐風
Destroyer Shiokaze
1/700
ヤマシタホビー 
YAMASHITA HOBBY
タミャ
TAMIYA
回天非搭載の状態その2

 

ヤマシタホビー 1/700 駆逐艦 睦月 改造 汐風
YAMASHITA HOBBY 1/700 Destroyer Mutsuki remodeling into Shiokaze

発売年:2019 (睦月)
同型艦の他社模型:ハセガワ(1973)、ピットロード(2003)

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ヤマシタホビー 1/700 艦艇模型シリーズ 駆逐艦 睦月 開戦時 プラモデル NV11
タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.501 日本海軍 1等・2等輸送艦 プラモデル 31501
ピットロード 1/700 スカイウェーブシリーズ 日本海軍 伊54型潜水艦 伊56&伊58 2隻入り プラモデル W122

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1/700 日本海軍 潜水艦 イ-56&58(後期型)2隻入【W122】 ピットロード

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