私が所属している千葉の模型クラブであるミリオンウイングスの2023年度の艦艇模型テーマ用(アリューシャン攻略作戦)に作製しました。本作戦には第25~27駆潜艇の3隻が参加しました。
キットの1隻はタミヤの小型艦艇シリーズに含まれる艦艇です。他はグリーンマックス(GM)→ピットロード→タミヤと金型が移ったのガトー級潜水艦セット中の2隻です。
現在は3隻ともタミヤブランドですが素性違うキットです。タミヤ小型艦艇品(旧タミヤ)はディテールはあっさりですが基本形状が良いです。(直上、直下の写真)
出来が良い艦橋はそのまま使い、簡略化されすぎのボート周りや爆雷投射機を他キットから流用しました。
旧グリーンマックス(GM)のキット(2隻組)は発売年が(恐らく1970~80年代)と古い割には、甲板のディテールが精細です。しかし、艦橋形状が角ばりすぎなどこだわると手がかかります。(2枚下、3枚下写真)
ベストを狙うなら旧タミヤで揃えたい所です。しかし、今回は他に似た艦艇もないので妥協しました。
共通して必要なのは時代設定用の改造です。旧タミヤは煙突直前の炊事室がない前期型、艦尾爆雷投下軌条が2列ある後期型のハイブリッドです。旧GMは艦橋上に22号電探が装備された最後期型です。
時代設定を考慮し、3隻とも炊事室あり、探照灯搭載、艦尾爆雷軌条無しに改造しました。あとマストを金属線にしています。
時代による装備の違いは、作製のお供(資料紹介)に掲載した、日本海軍小艦艇ビジュアルガイド(護衛艦編)に詳しいです。この本では船体形状の改造も載っていましたが、難易度が高いのでパスしました。
こんな小艦艇がでてくるとはネタ切れかとご心配かもしれませんが、当面大丈夫です。これを3隻別々に3週にわたって紹介するようになるとネタ切れ間近の証拠ですが。
模型水線長 7.0cm
マストを金属線に交換
上の2枚は手前が旧タミヤ、奥2隻が旧GMです。下の2枚は、手前2隻が旧GM、奥が旧タミヤです。並べると旧タミヤの形の良さがわかります。
バリエーションが出せるよう色は変更しています。缶スプレー色見本by実模型もご覧ください。
タミヤ 1/700 小艦艇セット及び、米潜ガトー級/13号駆潜艇2隻セット
TAMIYA 1/700 Japanese Navy Auxiliary Vessels
発売年:旧タミヤ(1995)、旧GMは不明
同型艦の他社模型(発売年):今回紹介の2種のみです。
旧タミヤは19号型掃海艇、平島型施設艇との3隻セットです。
旧GMは、ガトー級米潜水艦、今回紹介の13号型駆潜艇の各2の4隻セットです。
実売価格はいずれも1000円以下です。
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タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.519 日本海軍 小艦艇セット
1/700 ウォーターラインシリーズ No.903 アメリカ海軍 潜水艦 ガトー級 日本海軍 13号駆潜艇 各2艦セット
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タミヤ 1/700 日本海軍小艦艇セット (掃海艇、駆潜艇、敷設艇)
タミヤ|TAMIYA 1/700 アメリカ海軍潜水艦 ガトー級/日本海軍 13号駆潜艇