水上機母艦千歳を軽空母に改装した艦艇です。これはアオシマから出ている模型です。1943年の改装直後には迷彩はありませんでしたが、1944のレイテ沖海戦時には迷彩済みとされています。
同型艦の千代田同様、資料が極端に少なく、迷彩の写真は見たことがないです。しかし、迷彩テスト時の資料が残っており、パターンは瑞鳳の有名な写真と類似のものとされています。
そのため、どの文献でも瑞鳳類似の迷彩で紹介されていますが真相は不明です。かと言って他の資料もないのでこのパターンで作りました。
管理人はすでに迷彩時の瑞鳳を作製済みです。そのため千歳は無彩色ベースで塗装し差別化しました。
飛行甲板の材質にも大鳳同様にラテックス説があるそうです。そのため千歳ではラテックス的なモールドのパターンになっています。
同じくアオシマからでている千代田では木甲板のモールドがされており、同型艦も作る立場から言うと小技が効いており嬉しいです。
噴進砲の位置にも諸説あるようです。この模型では設計図通り飛行甲板よりも低い位置に取り付けました。しかし、対空兵装の位置としては疑問も残ります。これも資料が少ない空母ならではです。
模型水線長 25.2cm
マストを金属線に交換
アオシマ 1/700 航空母艦 千歳
Aoshima 1/700 Aircraft Carrier Chitose
発売年:2015
同一艦の他社模型(発売年):ピットロード(2004)
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青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 航空母艦 千歳 プラモデル 228
艦上戦闘機烈風と、艦上攻撃機流星改を搭載した状態です。実際にはこのような運用には至りませんでした。