
千歳型の2番艦ですが、船体構造は千歳とは大分異なっています。日進同様に水上機母艦よりは特殊潜航艇母艦というべき艦艇です。
そのため艦尾に特殊潜航艇の発進口があることや、カタパルトが後部の2基のみである点など日進と類似点が多いです。
ただし主砲は日進とは違い、12.7cm高角砲2基が千歳と同じように背負い式に配列されています。
今回紹介したのはアオシマが2012年にリニューアルした模型です。旧バージョンも出来が良かったですがほぼ千歳の箱替えで、形状が全く違う艦尾の甲標的発進口のみすげ替えでした
時間が経っての再登場のため、船尾形状のモールドも手が込んでいる上、艦橋の細かい違いも別パーツでしっかりと再現されています。
準同型艦の4隻(千歳、千代田、瑞穂、日進)は、重巡並みの大きさの割には上部構造があっさりしており、艦橋の層数も少なく簡単に完成します。
手軽にコレクションを充実させ、同型艦をコンプリートするには良いアイテムだと思います。
私も4隻とも発売後すぐに作製しており、本HPでの紹介も千代田で最後になりました。ある型式の艦を全て紹介するとネタ切れが近い感じもしますが、当面は大丈夫です。

模型水線長 26.3cm
カタパルトをエッチングに交換







艦内の特殊潜航艇(甲標的)搭載部分も再現されています。千代田と日進の特典です。
アオシマ 1/700 水上機母艦 千代田
Aoshima 1/700 Seaplane Tender Chiyoda
発売年:2012
同一艦の他社模型:無し