給糧艦という食料輸送が主目的の艦です。戦闘用の主力艦艇にばかり目が向いていたと言われる日本海軍ですが、給糧艦として他にも伊良湖、杵埼型などが整備されています。こうした艦艇の整備もしていたのはほっとする話です。
非戦闘艦ではありますが艦これの恩恵を受けピットロードと、アオシマから模型が出ている贅沢な状態です。
このキットはピットロード製ですが1/700艦艇模型では珍しく船体上下が一体型のフルハル専用模型です。写真の状態にするには船体を乾舷部分で切断する必要あります。
アオシマ製があるにも関わらずそのような作り方をしたのは、アオシマの間宮は乾舷が低くい積載物が満載の輸送船状態で、給糧艦のイメージと合わないからです。
乾舷を底上げしようにも、艦尾側の船体構造が風雑で難しいです。
ピットロード製は船体一体型ではありますが、ちょうど良い乾舷に位置に強めの凹モールドがあり、ここをPカッターで丁寧になぞると難なく切断できます。
この時の乾舷高さが管理人のイメージ通りの高さです。ここさえうまく処理できれば後は通常のウオーターライン模型として組み立てられます
模型水線長 20.7cm
完全素組
ピットロード 1/700 給糧艦 間宮
PIT-ROAD 1/700 Food Supply Ship Mamiya
発売年:2014
同一艦の他社模型:2015 アオシマ
こちらはウオーターラインモデルです。乾舷が低いのでこのサイトでは輸送船はわい丸として作製しました。
ピットロード版では1931竣工時も模型化されています。この種の艦艇で時代バリエーションがでるのは結構すごいです。
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ピットロード 1/700 日本海軍 給糧艦 間宮 1944年