この模型はウオーターラインシリーズではなく、フルハル専用模型の1/700艦船シリーズ(アオシマ)です。同シリーズは、潜水艦伊401で紹介済みですが、水上艦艇では初めてです。
近年、フジミの艦NEXTシリーズや、ピットロードの模型などでフルハル、ウオーターライン選択式が増えています。しかしフルハル専用となるとまだまだ少数派です。
フルハル模型の良さは、なんといっても実際の艦艇同様に船体のウオーターライン部分の接合部分がなくラインが流麗なことです。接合物はどうしても段差が生じますが、これがないです。
また、本サイトでちょくちょく紹介している光散乱のゲル(アクニス)で艦艇模型ジオラマを撮影にも適しています。接合部からのゲルの侵入がないためです。フルハル形状を生かしたゲルを使った状態での写真も紹介します。
ウオーターラインシリーズでの陽炎型はアオシマの担当なので、構造物のパーツはウオーターラインシリーズの模型と同一です。
模型は磯風の設定でしたが、2番砲塔を撤去する前の状態で作製したので、この姿で沈没した時津風にしました。
模型水線間長 16.6cm
マストを金属線に交換
アオシマ 1/700 駆逐艦 時津風
Aoshima 1/700 Destroyer Tokituskaze
発売年:2010年代(詳細不明)
同一艦の他社模型(発売年):アオシマ(2004)、ピットロード(2007)
フルハル専用の模型は他社からはでていません。今回紹介の1/700艦船シリーズの駆逐艦は絶番のようで、ネットでも見当たらないです。管理人は中古屋さんで購入しました。