君川丸とも同型艦ですが、他の艦との最大の違いは艦の前部にも水上機用の甲板を持ち運用ができる点です。これを裏付ける艦橋の前後に水偵を搭載した有名な写真があります。
この特徴は水上機母艦としては有用と思われますが、これ以降の同型艦である君川丸、国川丸、聖川丸では水上機用の甲板は艦橋後方のみにしか設置されていません。
何らかの問題があったためと推定されますが、発艦用のカタパルトが艦尾にしか設置されていないことが関係すると思われます。
艦橋前に水偵があってもカタパルト発進できず、水面滑走での発艦をするか、水面を経由し後部甲板に移したあとカタパルト発艦するしかないためでしょうか。
このアオシマの模型は、同型艦の違いを出せるような設計になっており、神川丸専用の前部飛行甲板のパーツも当然入っております。そのため航空機ファンにも有名な4艦とも細かい違いまで表現した模型として入手できます。
また、準同型艦で水上機母艦に改造されずに輸送船として運用された宏川丸のベースキットとしても使えます。管理人は改造ベース含めて同型艦7隻購入しています。
模型水線長21.4cm
カタパルトをエッチングパーツに交換
アオシマ 1/700 特設水上機母艦 神川丸
AOSHIMA 1/700 Converted Merchant Seaplane Tender Kamikawa maru
発売年:2015
同型艦の他社模型:ピットロード(1999)
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青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 特設水上機母艦 神川丸 プラモデル 560