
天龍型軽巡洋艦の2番艦です。1919年に竣工した古い艦で、基準排水量は3200tと大戦に参戦した軽巡洋艦の中では最小です。先行して紹介済みの1番艦龍田では、5500t型軽巡と形状が似ていると記載していました。
間違いとは言い切れませんが、大戦前に除籍になった駆逐艦も紹介した(世界の艦艇2011/6月号)をに掲載の、峯風型より古い駆逐艦群(新しい順から江風型、磯風型、浦風型、海風型等)に、船体形状がそっくりでした。
これらの旧式艦は峯風型や同時期の2等駆逐艦の樅型にあるウェルデッキ(艦橋前の波除け構造)がなく波に弱かったそうです。
当時新型のウェルデッキ構造の駆逐艦(峯風型、神風型、睦月型)が充足すると除籍されたのだと思います。
天龍型は軽巡洋艦のためサイズが大きく、駆逐艦よりは波に強いため継続使用されたのでしょうか。
同型艦が2隻と少ないのも、江風以前の駆逐艦に似ており実験艦的な要素もあったのだと思います。
キットは最近リニューアルされたもので、天龍との細かい違いが多く良くできています。同型艦や時代バリエーションに乏しい所が残念ですが、これは天龍型のせいではありません。

模型水線間長 20.1cm
マストを金属線に交換






ハセガワ 1/700 軽巡洋艦 龍田
Hasegawa1/700 Light Cruiser Tatusta
発売年:2015
同型艦の他社模型:無し
2015年にリニューアルされる前の旧模型もまだ市場に出回っています。旧バージョンは発売年にしては良い出来でしたが、あえて購入する理由は無いです。
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ハセガワ 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 軽巡洋艦 龍田
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