天龍型軽巡洋艦の1番艦です。1919年に竣工した古い艦で、基準排水量は3200tと軽巡洋艦の中では最小です。
しかし、艦のレイアウトが後に量産された5500t型軽巡と酷似しているため、日本の軽巡の始祖と言われています。
同型艦の龍田と共に大戦に参戦のため、太平洋戦争関連の本の軽巡洋艦の項の最初に出てくることが多いです。5500t型軽巡と比べると、排水量の分だけ武装搭載数は少ないです。
しかし、全ての主砲と魚雷発射管が艦の中心線上に配置されているため、片方向への攻撃力は遜色ないです。
天龍の模型は2015年にハセガワから新金型でリリースされました。最新の技術を使った精密な部品(14cm単装砲は別売りパーツレベル)と、ハセガワ独特の端正なモールドの非常に良い模型です。
船体は左右分割型を採用しているため舷窓や舷外電路がしっかりと設置されていますが、小型艦に合ったおとなし目のモールドがよくマッチしています。
同型艦の龍田との違いも作り分けできるようになっています。また、最近のハセガワ製品の特長ですが、箱絵にドラマ性がありとにかく格好いいです。
模型水線間長 20.1cm
マストを金属線に交換
ハセガワ 1/700 軽巡洋艦 天龍(1942)357
Hasegawa1/700 Light Cruiser Tenryu
発売年:2015
同型艦の他社模型:無し
2015年にリニューアルされる前の旧模型もまだ市場に出回っています。旧バージョンは発売年にしては良い出来でしたが、現時点であえて購入する理由はほぼ無いです。
NO.357を確認して購入することをお勧めします。