
1943年のキスカ撤退作戦時の木曽です。私が所属する模型クラブ、ミリオンウイングスの、ボート部(艦艇部門)クラブテーマがアリューシャン攻略作戦だったので、その1年後のキスカ撤退作戦を個人の展示に選びました。
この作戦に参加した軽巡2隻(もう1隻は阿武隈)は第二煙突を白く塗る偽装を施し、艦尾に陸軍の高射砲を臨時搭載しました。そのため既存作品は使えずに新たに作製しました。
ウオーターラインの木曽は戦前の1930年代の状態でキット化されています。そのため、大戦中にするには、少々工夫が必要です。
アリューシャン攻略作戦にも木曽は参加しており、その再現には戦前状態の木曽と鬼怒のキット(いずれもタミヤ)のニコイチで作製しました。
同じ方法でもよかったのですが、今回は積みプラモの関係で球磨(タミヤ)と鬼怒のニコイチで作製しました。
球磨はカタパルトを搭載した1933以降は、後部甲板左舷側が作業用に拡張されています。しかしタミヤ球磨では後部甲板がカタパルト設置前である拡張前の形状に(設定ミスに)なっており、木曽に流用できます。
また煙突上部は雨水防止装置のふくらみがあるので、これまた木曽に流用できます。
この方法を選んだのは鬼怒、球磨は中古で安価に入手しやすいのに対し、木曽は大戦前の姿のためか中古販売をほぼ見ないためです。
タミヤの軽巡は出来が良く安価に売っているとつい購入してしまいます。5500t軽巡は、稼働期間が長いためバリエーションが多く、数があってもベースキットとして使い勝手がよいです。

模型水線長 22.5cm
マストを金属線に交換






タミヤ 1/700 軽巡洋艦 球磨、鬼怒から改造 木曽(1943)
TAMIYA 1/700 Light Cruiser Kuma&Kinu remodeling into Kiso
発売年:1970年代
同型艦の他社模型:なし
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タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.316 日本海軍 軽巡洋艦 球磨
タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.321 日本海軍 軽巡洋艦 鬼怒
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