巡潜丙型改に所属する艦艇です。巡潜丙型は、艦首に魚雷発射管を８門集中配備した攻撃力の強い潜水艦です。
伊52所属の丙型改は、巡潜乙型の航空兵装を取り除いた形式なので、発射管数は６門です。
14cm単装砲を艦橋前後に２門搭載したのが特徴です。大戦に参加した潜水艦で同じ配置を持つのは伊１型潜水艦（伊1~5）だけだと思います。
同艦はドイツからの技術供与の対価として大量の金塊が積載されたとの噂で有名です。
伊52は1/700では発売されてませんが、タミヤ伊16を使い簡単に作製できます。フルハル艦底、艦橋はピットロードの伊56＆58を流用しました。
伊52は1/350模型のみが発売されている珍しい艦です。潜水艦模型に積極的で図面データーを持つアオシマさんが1/700でも発売してくれると嬉しいのですが。
ただ、HPを運営していると水上艦艇に比べ潜水艦人気が低いのがアクセス数からわかります。私も製造業勤務なので、メーカーとして発売が難しいのは理解できます。
竣工直後の1944年３月にドイツ派遣のため出航しましたが、大西洋到着前に米軍の攻撃で撃沈されています。
伊52の動向は偵察及び暗号解読により米軍に把握されており、これが撃沈につながったとwikiにはありました。
隠密性が高い潜水艦の動向までつつぬけだったのが、当時の総合力の差を物語っています。
模型水線間長15.4cm
船体改造
この展示法の詳細は超リアル。海中の新表現もごらんください。
ここでは新表現として魚雷発射シーンを再現しました。雷跡は綿を細くよって作ったものです。媒体がゲルなので任意の位置に固定できるのを生かしています。
艦歴からは残念ながらこのような敵攻撃のシーンはなかったようです。
タミヤ 1/700 潜水艦 伊16改造 伊-52
Submarine I-16（TAMIYA） remodeling into I-52
船体上部
タミヤ 伊16＆伊58
発売年：1972
同型艦の他社模型：無し
フルハル艦底
ピットロード 伊56＆58
発売年: 2009
同型艦の他社模型: ウオーターラインモデルでは、タミヤ伊58後期型が相当します。2000年発売
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タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ NO.453 日本海軍 潜水艦 伊-16&伊-58
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