伊13型の2番艦です。ウオーターライン状態では晴嵐の発艦状態というIF的な伊13の模型を紹介済みです。今回は特殊粘土ゲルを使った展示方法でフルハル状態の伊14を紹介しました。
ぱっと見には、艦橋構造の艦載機用格納庫が短い伊400型に見えます。
実史ではこの格納庫を利用して、艦上偵察機の彩雲をトラック諸島に運搬する任務を行いました。彩雲はカタパルト発進を前提に設計されていないので、伊14から発艦できません。あくまで基地への運搬任務です。
その後、無事終戦を迎えることができたため、伊400型とならんで米潜水母艦に横付けされた有名な写真が残っています。
大戦末期に高性能偵察機を南方に運搬しても、偵察機の情報を生かす戦力は枯渇していました。そのため、この輸送は伊400型による晴嵐での攻撃用の情報収集に特化した作戦だったのかもしれません。
2023/5現在市販インジェクションキットで出ているフルハル潜水艦は、伊9型を除きほぼ全型式を紹介しました。今後、潜航状態の潜水艦の紹介には改造が必須になります。工夫のしどころです。
模型水線間長15.8cm
完全素組
ピットロード 1/700 潜水艦 伊13&14
PIT-ROAD 1/700 Submarine I-13&14
発売年:1998
同型艦の他社模型:無し。
伊400型にくらべると知名度がずっと低いため、模型が出ていること自体でよしとすべきです。