鵜来型海防艦の1番艦です。ピットロードより2022年に日振型海防艦がリニューアルされましたが、鵜来型もパーツ割りより発売が予想されていました。このたび無事昨年秋に発売されました。
先行の日振型との違いは艦尾の20連装の半埋め込み式の爆雷投射基です。この部分が日振キットからの差し替えパーツになっています。
艦尾パーツは爆雷投射基が一体成型のためパーツ数が少ないです。そのため日振型と比べると組立が楽です。
機銃の配置や、1番主砲のシールド形状で複数のバリエーションを広げられるようになっています。
ただ、日振型のように艦尾のパラペーン(掃海具)の有無や、爆雷投射基数のような目立つ差にはなりません。また、製造工廠による艦艇色の変更の指定もないです。
そのため、竣工した艦艇数は多いものの、バリエーション化はしにくいかもしれません。
まずはネームシップの鵜来としました。鵜来は単装機銃の搭載数が多い他、後部マスト周辺の機関砲が他の艦とは違い二連装になっている点が違います。しかし写真ではほぼ分からないです。
管理人は発売日に、千葉駅周辺の模型取扱店(ビックカメラ、ヨドバシ、イエローサブマリン)を回りましたが見つからず結局アマゾンで購入しました。
完全新金型なのですが、これは主力艦艇ではないための扱いでしょうか。ちょっと残念ではあります。
今回も日振型同様に複数箱購入して、微力ですが海防艦のさらなる充実を後押しします。日振型の前級の御蔵型、さらに前の択捉型は船体構造が同じで、竣工隻数も多いので期待したい所です。
模型水線間長 11.0cm
マストを金属線に交換
ピットロード 1/700 海防艦 鵜来
PIT-ROAD 1/700 Escort Ukuru
発売年:2023
同型艦模型について:ピットロードの旧キット(1990年代発売)があります。
パーツ精度は全く違い、別ものです。ただ旧キットはパーツ数が少なく組み立てやすいので、遠景に使うなどでは使い勝手がよいです。
小型艦ですが、シルエット、パーツ精度とも優秀なので情景写真にしやすいです。これは天然光で偶然撮影できた写真です。