南方ルートの輸送船団が敵潜水艦より大きな被害を受けたことを受け、大戦末期に量産された小型の海防艦です。
対空/対潜戦闘に特化しており小型ながら艦尾に強力は爆雷兵装を持っています。機関が異なる海防艦(丙型)も同時に建造されています。煙突の形状や位置の差に気づかなければ、同じ艦と勘違いしそうです。
非常に小さい艦ですが、艦橋は一定の大きさが必要なせいか、頭でっかちでデフォルメメカ的な印象を受けます。
ここで紹介した後期型と前期型の違いは艦橋前の迫撃砲が撤去されたこと、船体後部の主砲がシールド付きになったことです。
艦橋前の迫撃砲は日本では珍しい前投型の対潜兵器ですが効果が少なく、ほとんどの艦で撤去されてしまったのが実情のようです。
小型艦なので重量が厳しく、余計な装備は載せられないといった所でしょうか。
模型水線長 9.4cm
マストを金属線に交換
ピットロード 1/700 海防艦 丁型 SPW20
PIT-ROAD 1/700 Escort TypeD NO.2 Class
発売年:1990年代
同型艦の他社模型:無し
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ピットロード 1/700 日本海軍 海防艦 丁型 SPW20
コメント
[…] 非常に小さい艦です。輸送船とともに外洋を航行できる最小の大きさに設定したためで、当時の日本の切迫感が伝わります。ほぼ同型の丁型とは機関の違い(丙型ディーゼル、丁型タービン)による煙突の位置、形状の差です。これは、二等輸送艦の101型と103型との差とよく似ています。 海防艦丁型(第2号型)後期型 […]