フジミから発売されている架空艦です。巡洋戦艦天城は八八艦隊構想で建造が開始されたものの、ワシントン軍縮条約により完成しなかった艦艇です。
軍縮条約がなければそのまま建造されていたはずです。そのため、他の架空艦よりもリアリティが高いです。
既存の類似艦艇がないのにインジェクションの完全新金型として架空艦が発売されるというのは例がないです。
非常にチャレンジングな試みだとおもいます。最初は迷ったのですが、怖いもの見たさもあり購入ました。
船体幅と船体長の関係は金剛型の巡洋戦艦に似ている一方、艦橋構造は長門1927(屈曲煙突)の背を高くした形に似ています。
全長は大和よりも長く、日本版のフッド(英国巡洋戦艦)的な艦艇です。類似艦艇がないので、コレクションへの加え甲斐があります。
本艦は空母への改装が予定されていましたが、関東大震災で被災し、船体に損傷を受けたため廃艦になりました。2番艦の赤城は予定通り空母に改装されています。
廃艦予定であった戦艦加賀が天城の代替に空母に改装されて、後の第一航空戦隊を編成しています。
このあたりを艦隊構成を思いめぐらせるのにも、面白い艦艇だと思います。
模型水線間長 35.1cm
完全素組
フジミ模型 1/700 巡洋戦艦 天城
FUJIMI MOKEI 1/700 Battle Cruiser Amagi
発売年:(2015年)
同一艦の他社模型:無し。そりゃないでしょう。。