伊勢型戦艦の2番艦です。旧ウオーターラインシリーズでは伊勢が航空戦艦に改装後の姿、日向が戦艦の時代の姿で模型化されていましたが、リニューアルされたウオーターラインシリーズでは伊勢、日向とも両方の形態がでています。
さらに後にリリースされたフジミのモデルでも伊勢、日向ともいずれの時代の姿も模型化されています。両艦は後部マストの形状が違う点が有名ですが、この模型ではそれだけでなく、主砲や艦橋の僅かな違いも再現されています。
今回紹介の戦艦時代の模型は、航空戦艦時代よりも後に発売されたため、船体の喫水線近くの表現も緻密で磨きがかかっています。
後部マストの細さはプラ部品の限界に近く金属線への交換の必要も感じません。それ以外にも解像度が高くフジミスタンダードの一翼を担っています。
6基の主砲が、2基づつ3組の背負式の配置のため、前タイプの扶桑、山城と比べると格段に洗練され近代の戦艦としての外観を持ちます。
しかし、この配置のために居住区になる中甲板の面積が少なく伊勢型の居住性は日本戦艦の中で最悪でそのためか暴力、イジメの類が多かったと何かのサイトで読んだことあります。暗い話で失礼しました。住環境の充実は大事ですね。
模型水線間長 30.5cm
エッチングパーツ使用(カタパルト)
フジミ 1/700 戦艦 日向(1941)
Fujimi 1/700 Battleship Hyuga
発売年:2017
同型艦の他社模型(発売年):ハセガワ(2002)