優秀貨物船である郵船S型を海軍が徴用し特設水上機母艦に改造した艦です。同じ経緯をたどった讃岐丸には迷彩が無い一方、相良丸では大胆な迷彩がされた写真が残っています。
フジミのキットでは満載状態の低い乾舷で模型化されましたが、これでは特徴がある迷彩塗装がしにくいです。
そのため、ほぼ同型であるアオシマの君川丸級より船体のみを転用し、元キットの艦橋やマストを載せて相良丸に仕立てています。
乾舷が高い船体に交換したことでスペースに余裕をもって迷彩塗装ができました。艦尾部分の濃紺色については諸説あるようです。
このような大胆な配色は水上機母艦の秋津洲くらいしか例がないのですが、他の選択肢も思い浮かばないので指定通りにしています。
この2個イチの組み合わせだと、相良丸の船体と君川丸級の艦橋が余ります。これらを組み合わせることで陸軍徴用輸送船の宏川丸にしています。
乾舷が低いのでこれまた輸送船にすると丁度良い上、余剰パーツもでません。
模型水線長21.2cm
船体改造
艦橋/Bridge
フジミ模型 1/700 特設水上機母艦 相良丸
FUJIMI MOKEI 1/700 Converted Merchant Seaplane Tender Sagara maru
船体/Hull
青島文化教材社 1/700 特設水上機母艦 神川丸 560
AOSHIMA BUNKA KYOZAI 1/700 Seaplane Tender Kamikawa maru
君川丸級の水上機母艦であれば、どれを使っても大丈夫です。船体パーツが共通のため。
フジミの相良丸はネットでも品薄です。(2024/5追記)
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