駆逐艦 朝雲（1943）/ Destroyer Asagumo

　駆逐艦朝潮型の５番艦です。ウオーターラインシリーズではハセガワの担当艦ですが、最近夕雲型同様に、リニューアルされ旧モデルとは別物の完成度となりました。

　旧モデルでもハセガワ製は艦のシルエットのとらえ方が良く、遠目には実艦の写真イメージ通りでしたが、さすがにディテールが開発年代相応で今の目で見ると厳しかったです。

　しかし、今回の新モデルでは艦のイメージそのままに大幅に解像度が上がり、決定版の模型となりました。

　この模型は特別仕様で発売された“キスカ撤退作戦”の３艦セットの中の１艦です。キスカ島撤退に伴い、将兵を艦に移送するために用いた大発（小型揚陸艇）を艦尾の特設スロープより発艦できるように改造しています。

　本セットでは新規追加パーツとしてスロープと大発が入っています。

　また、作戦時の塗装に従い第２煙突を白色にしています。ただし、本当に白を塗ると浮いてしまうので、実際には明灰白色にしています。

　駆逐艦は同型艦も多いので、こうした特徴がある作戦時の姿を組み立てられるセットは面白いです。（私は２セット買いました）。

　キスカ撤退の収容部隊にはこのセットに入っている朝潮型、夕雲型の他にも、特型駆逐艦響も含まれています。新規追加パーツのスロープは多めに入っているので響も改造予定です。