南米航路の貨客船”あるぜんちな丸”を改造して建造された空母です。日本の空母としては最小クラスで艦隊戦には不適なため、護衛空母として南方航路の輸送船団の護衛に活躍しました。
護衛空母で運用の場合は航空機への燃料搭載量が少なく、滑走距離が短くても発艦が可能になります。このような理由で日本の小型空母は殆ど護衛空母として使用されています。
中でも海鷹は最も長く護衛の任にあり、南方からの最後の輸送船団であるヒ84船団の護衛を成功させた後、南方航路の閉鎖にともない訓練等に使用されました。
本艦はウオーターラインシリーズでは模型化されていなかったため、フジミのこの模型が初のインジェクションキットです。
着艦標識や艦橋前部などの一部でエッチングパーツの使用が必須になっていますが、組み立てに特に難しい所はないです。
フジミからは改造前の船”あるぜんちな丸”もインジェクションキット化されており、大規模なビフォーア/アフターの題材になります。
2007年発売と同社からの超絶ディテールの模型が出るより前の発売のためモールドは控えめですが、特殊な迷彩塗装をすることで特徴を出しています。迷彩塗装は日本海軍艦艇図鑑 P96(学研ムック)を参考にしています。
また、護衛任務で使用した97式艦攻を搭載しました。この場合は雷装ではなく対潜爆弾を搭載しています。
模型水線長 22.6cm
完全素組
キット付属のエッチングパーツ使用
フジミ模型 1/700 航空母艦 海鷹
Fujimi mokei 1/700 Aircraft Carrier Kaiyou
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