ビーバーコーポレーションの輸送潜水艦波104に続く日本潜水艦3Dプリンタキット第2弾です。新キットが出たということは波104が売れたということで、喜ばしいことです。
波201は攻撃型潜水艦でセットの伊201と同じ、水中速力を高めた系統の潜水艦です。
細長く締まった船体フォルムや、薄い艦橋構造からも高速潜水艦らしさが見えます。
終戦までに10隻竣工しましたが、本土決戦用に温存され実戦には参加しませんでした。大戦末期のまともな兵器がない中では虎の子だったのだと思います。
キットはウオーターライン/フルハル選択式です。船体上部、フルハル部、艦橋の3パーツのみで構成されています。
水抜き穴のモールドは波104よりも進化しており、オーバースケール感がないです。
3Dプリンタ独特の階段状パーターンはありますが、よほど気をつけて見なければ気になりません。船体の上下合わせ精度も良いです。
3Dプリンタキット独特の作業としてゲートからの切り離しがあります。通常のインジェクションと比べると脆いので気をつけます。
ウオーターラインだと艦尾の垂直舵が船体から離れた場所に位置します。一方、フルハルだと他の潜水艦とは異なる、艦尾にかけての形状が楽しめます。
特殊ゲルによりフルハル展示ができるようにした甲斐がありました。
模型全長5.8cm
この展示法の詳細は海中の新表現法もごらんください。
発売年:2022
同型艦の他社模型:なし この艦艇もインジェクションで出る可能性は低いですね。
波104では水兵フィギャ300体がオマケについていたのですが、今回は10体に減っていました。これは残念です。