祥鳳型軽空母の1番艦です。2番艦の瑞鳳が艦隊戦の最後であるレイテ沖海戦まで生き残り、有名な迷彩写真があるのに対し、祥鳳は就役半年で戦没(サンゴ海海戦)し、喪失空母第1号となったこともあり影が薄いです。
緒戦で戦没したため迷彩、機銃増設もなく形状もシンプルです。島型艦橋ないので、解説なしだと空母改装後の千代田、千歳、龍鳳とも区別がつきにくいです。
シンプルな飛行甲板が模型の見どころになるのですが、一度作製した飛行甲板は白線が太すぎオモチャ感がでてしまったため、いったん全部落とし再塗装しました。
白塗装には白ゲルボールペンを使ってみましたがこれが良かったです。特に艦首ちかくにある風向測定表示線は、細くしたいところなので役立ちました。隠ぺい力もあります。
航空機は資料にもとづき零戦と97艦攻を搭載しました。離着陸距離は艦爆の方が短くて済むはずですが、艦攻が搭載されているのかは管理人には判りません。
祥鳳は潜水母艦剣埼としていったん就役したあとに空母に改装されたのに対し、瑞鳳は潜水母艦高崎として建造されたものの就役しなかった点も違いになります。
潜水母艦剣埼は空母改造を前提とした隠れ潜水母艦であったため、就役期間は2年弱にとどまっています。
空母龍鳳の前身の大鯨とならぶ大型潜水母艦で見栄えもいいのですが、これだけ日本艦艇が充実した現在でもまだインジェクションキット化されていません。
大鯨との準同型艦ということですが、相違点が多く管理人のウデでは改造は難しいです。潜水母艦剣埼も発売されると嬉しいのですが。
模型水線間長:28.6cm
完全素組
フジミ模型 1/700 航空母艦 祥鳳
Fujimi 1/700 Aircraft Carrier Shohou
発売年:2015
同一艦の他社模型(発売年): ハセガワ(1999)
最近フジミはフルハル模型に力を入れています。ウオーターライン模型が品薄で、新しくでたフルハルの方が潤沢のようです。管理人が作ったウオーターラインと同じ成形かは不明です。
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