
長門型2番艦です。1943年に火薬庫の爆発事故により瀬戸内海で爆沈しています。40cm砲を装備した強力な火力を持ったにも関わらず、その主砲を敵に向けて発射する機会はありませんでした。
とは言え、仮にこの事故が無かったとしても戦局を左右する力は、大戦を生き残った長門の戦歴からもなかったと言えます。
瀬戸内海に沈んだことで、引き上げられた各種装備が国内の各地に展示されています。関東では横須賀駅のそばに主砲が展示されています。管理人が高校生の時、修学旅行で訪問した都の嵐山美術館(今はないですが)にも主砲が置いてあったのを思い出しました。
現在とは異なる製鉄法の鋼により建造されため、材料としても重宝されています。興味ある方は<陸奥鉄>で調べてみてください。こうした戦後の状況から、引き続き役にたっているのは皮肉な感もします。
これはフジミ製の模型ですが例のごとく、超精密な金型で作られています。1943年に爆沈しているためレーダー未搭載で機銃の数も少ないので、大戦末期の長門とは識別しやすいです。しかし、本キットでは船体の細かい部分の違いも再現されており、メーカーさんの努力に頭が下がります。

模型水線長 31.5cm
カタパルトをエッチングパーツに交換







フジミ模型 1/700 戦艦 陸奥
Fujimi mokei 1/700 Battleship Mutsu
発売年:2010
同一艦の他社模型:アオシマ(1999)
アオシマ製は精密さではフジミ製に劣りますが、つくりやすく全体のイメージも良い良作との評判があります。
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フジミ模型 1/700 特シリーズ No.33 日本海軍戦艦 陸奥 開戦時 特-33
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