重巡洋艦 足柄 （1944）/ Heavy Cruiser Ashigara

　こちらはフジミ模型の妙高型４番艦足柄です。フジミは現在主流となった超高精細模型の元祖的な存在で艦艇模型の盛り上がりの一翼を担っています。重巡以上の大型艦の模型を作る際には必ず選択肢に上ります。

　この流れは2008年発売の金剛型戦艦から始まったようです。しかし、1992年のウオーターラインシリーズからの脱退後から2008年までにもいくつか艦艇模型を出しており、2005年に発売された妙高型その中の一つです。

　2008年以降ほどの高精細さはありませんがウオーターラインシリーズ的な作りやすさ重視で出来もいいです。この時期にフジミよりリリースされた艦艇模型はメジャーどころは妙高以外には2002の大和型があるだけで、竣工時の空母鳳翔、1/350陸軍三式潜航輸送艇（通称まるゆ,1/700オマケつき）などの独自路線をとった非常にマニアックな模型をだしていました。この間艦艇模型での戦略を練られていたのでしょうか。

　2008以降、堰を切るように良質な模型をリーズナブルな価格で出し続けてくれています。この妙高型もいいのですが、ウオーターラインシリーズのハセガワの妙高型と設計思想は似ているので、新たに高精細モデルとしても見てみたい所です。2002に出た大和型は2021年にリニューアルされているので、妙高型のリニューアルにも期待しています。