妙高型重巡の2番艦で、今回紹介するのはハセガワ製です。重巡洋艦ではこの前型の古鷹型を除いてウオーターラインシリーズの各社と、ウオーターラインシリーズに属しないフジミ(1992年に脱退)が競合しています。
ウオーターラインが作りやすさとコレクション性を重視しているのに対し、フジミ製はパーツ割が細かく高精度であるが作製に労力がかかると、住み分け状態になっています。このため、我々モデラーは好きな方を選択できるありがたい状態です。
ちなみに管理人の好みはフジミの手間はかかるが高精度な模型です。
しかし妙高型はフジミ製品も2005年発売と比較的古いため、2008年の高雄以降のスタンダードである高密度ディテールにはなっていません。
他のクラスの重巡と比べウオーターラインと似た作りとなっています。そのためハセガワ、フジミの両製品を作り比べています。
これで気づいたのですが、艦橋の形状が両者で異なっていました。一体どちらが近いかを数少ない実艦の写真でみても、写真の角度によりどちらにも似ているように見え判断がつかないです。
模型化の難しさ、即ちメーカーさんのご苦労が垣間見えました。感謝、合掌。
今回の模型はウオーターラインなので作製が楽で大型艦にも関わらずあっという間に組みあがりました。
アップの写真に耐える精度もちゃんとそこそこあり、先にフジミ派と言っておきながらウオーターラインシリーズの企画当初の楽しみ方も十分アリと再確認しました。
模型水線長 28.8cm
マストを金属線に交換
エッチングパーツ使用(カタパルト)
ハセガワ 1/700 重巡洋艦 那智
HASEGAWA 1/700 Heavy Cruiser Nachi
発売年:2001年
同型艦の他社模型:フジミ模型(2005)