最上型の4番艦です。当初は15cm3連装砲塔を搭載した軽巡洋艦として竣工しましたが、後に20cm砲に換装する隠れ重巡でした。しかし、ネットで調べてみると書類上の艦籍では戦没まで二等巡洋艦(軽巡)だったそうです。
熊野は1970年代のウオーターライン初期シリーズ、2003年のリニューアル(タミヤ)で両方とも軽巡時代が模型化されていました。
そのため、私のような古株モデラーは熊野=三連装砲塔のイメージがあります。しかし、今回のフジミ製熊野は20cm砲換装後状態です。
フジミ最新作だけあり非常に出来が良い上に、設計図の説明が丁寧で各種部品や、同型艦との識別点、装備の詳細もコラム的な欄で詳細に解説されています。艦艇模型歴は長いですが知らない事が多いと再認識しました。
さらにオプションパーツまであ3種類の吸気口を上甲板にを50個以上設置可能です。これは甲板裏から穴をあけ設置するので使わなくてもOKです。
私は使いませんでした。すでに十分な高精細であることに加え、パーツ設置にかかる時間で艦載機を作った方が良いためです。(当HPでも旧海軍と同様に慢性的な艦載機不足です)
ただ、個別艦の徹底作りこみ派の方はオプションパーツを使う一択です。
いままでのフジミ模型は高精細に加えて低価格(というか安すぎ)でしたが、最上型は多少お高いです。しかし、十分価格に見合った価値あります。
模型水線間長 28.8cm
カタパルト、レーダーをエッチングパーツに交換
マストを金属線に交換
フジミ模型 1/700 重巡洋艦 熊野(1942)
Fujimi 1/700 Heavy Cruiser Kumano
発売年:2019
同型艦の他社模型(発売年):タミヤ(2003)
主砲が15cm3連装時代です。シンプルですが出来は良いです。
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