陽炎型駆逐艦の最終19番艦です。つい30年前まで次クラスの夕雲型駆逐艦に属すると誤認されていた艦です。艦種が誤認された経緯は艦名に雲が付くことや19番艦という中途半端な隻数である事も含めてwikiにも詳しくのっています。
これには資料紹介に複数の著書を紹介している福井静夫氏も関わっているようです。詳細は避けますが戦時中の残存資料が乏しいにせよ、1990年代まで型式の論争があったというのは主要艦艇では他には例がないです。
この模型はアオシマ製で、型式問題に片がついた後の2004年発売のため陽炎型になっています。ご安心ください。
フジミの陽炎型(当サイトでは磯風を紹介済み)が2番主砲を撤去し機銃を増設した状態になっているのに対し、竣工時に近い状態です。
旧ウオーターラインのレトロ模型から高精細模型への移行期のものです。いまでは標準である船体側面の舷窓や舷外電路のモールドもないです。
しかし、基本形状が良いので情景写真風にしてもイイ感じになり、艦のシルエットが重要なのがよくわかります。
模型水線間長 15.3cm
マストを金属線に交換
主砲、魚雷発射管をピットロードパーツに変更
アオシマ 1/700 駆逐艦 秋雲(1941)
Aoshima 1/700 Destroyer Akigumo
発売年:2004
同型艦の他社模型(発売年):ピットロード(1994)、フジミ(2019)
フジミ版は艦NEXTでフルハルタイプ2隻組みです。アオシマ版は大分安価に購入できるメリットあります。
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