高雄型重巡洋艦の4番艦です。高精細な造形を売りにしているフジミの特シリーズの一つです。
ディテールアップをほぼ必要としない高精細な模型の先駆けが2011年に発売されたフジミの高雄ですが、その翌年に発売された同型艦です。
同型艦へのバリエーション展開は考慮されずに単艦でディテールアップ不要の模型とする新コンセプトの模型です。
この流れが本当に続くのか心配な点がありましたが、2020年現在までに同コンセプトの模型が多数でており、艦艇模型を大いに盛り上げてくれています。
良い点はたくさんありますが、煙突周りの蒸気捨て管等の精密感が素晴らしい模型でレーダー、カタパルトをエッチングに変更した以外は素組です。
同型艦4艦の中では摩耶のみが第3主砲を撤去し、高角砲を増設した防空巡洋艦的な改造を受けています。摩耶含む高尾型は大戦後半まで生き残った艦が多い中で摩耶のみにこの改造が留まったのは謎です。
高雄型はフジミ以外にも、アオシマ(ウオーターラインシリーズ)、ピットロードの3社から発売されている激戦区です。
いずれのメーカーの模型もハイレベルで、模型に対するスタンス、好みでメーカーを選べる贅沢な艦型です。
模型水線長 28.7cm
レーダー、カタパルトをエッチングパーツに交換
フジミ模型 1/700 重巡洋艦 摩耶 特68
FUJIMI MOKEI 1/700 Heavy Cruiser Maya
発売年:2012
同一艦の他社模型:ピットロード(2001)、アオシマ(2001)