2008年に赤城の3段空母が出ると、当然のことながらもう一隻の3段空母である加賀も作りたくなります。恐らくはこれに応える形でフジミより2014年にリリースされたキットです。
全通甲板に改装後の加賀は赤城に比べて短い全長をカバーすべく、艦首側の飛行甲板が大きく張り出しアンバランスな印象がありました。それに比べると3段空母では船体に合った長さの飛行甲板で、スマートな印象です。
両舷後半の長い煙突もこの時代の加賀の特徴です。排煙による艦載機の発着艦への影響を無くすべく工夫した結果で造形的にも格好いいです。しかし、運用成績は問題アリでこの形状が以降の艦に採用されることはありませんでした。
3段空母時代の加賀の写真は結構残っていますがその姿を再現した好キットです。模型を作ると良くわかりますが、両舷の12cm高射砲の計6門が煙突の煙路のすぐ横にあり、さぞ暑かったのでと同情してしまいます。
航空機は赤城との統一性も加味し、赤城の艦載機の別売りキット(90式艦戦、十三式艦攻)に交換しています。
実史でももう1隻三段空母が建造されていれば、宇宙戦艦ヤマトに登場する三段空母3隻揃い踏みができたのですが。SFで出てくる艦の元ネタになるもほど外観のインパクト大です。
一番下の写真で、2隻を並べましたが加賀が元戦艦のため船体が太いことが、艦載機を並べてみると良く判ります。
模型水線長 32.9cm
完全素組
フジミ模型 1/700 航空母艦 加賀 三段甲板
Fujimi 1/700 Aircraft Carrier Kaga Three Flight Deck
発売年:2014
同型艦の他社模型: 無し
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フジミ模型 1/700 特シリーズ No.86 日本海軍航空母艦 加賀 三段式飛行甲板仕様 プラモデル 特86
ハセガワ 1/700 日本海軍 空母艦載機セット 複葉機 プラモデル用パーツ QG23
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1/700 帝国海軍シリーズ No.33 日本海軍航空母艦 加賀 三段式飛行甲板時 フルハルモデル【FH-33】 プラモデル フジミ
1/700 日本海軍 空母艦載機セット 複葉機 【QG23】 ハセガワ