迷彩塗装が特徴の特設潜水母艦です。左舷の迷彩の資料はないらしく、模型作例により異なりますが本例ではキットの説明書通りにしました。
横浜港にある氷川丸の同型艦で、横須賀の戦艦三笠と並んで内部含めて実物を見ることができるレアケースです。
模型原型の病院船氷川丸は1979年にハセガワより発売されたベテランモデルですが、実物が残っている強みなのか現在でも古さを感じない良作です。
このモデルもその良さを引き継いでおり、艦側面の段差や窓などの表現が現在でも通用するレベルです。
平安丸のキットは成形色を病院船での白から軍艦色に替え、病院船にはない前後の砲台や、14cm単装砲を新パーツとして加えたバリエーションキットとして2000年に発売されました。
しかし、前部の砲台取り付け位置が明らかに前部に寄りすぎで、14cm単装砲も大きすぎるためジャンクパーツを使い氷川丸のキットから組み立てる方が良いと思います。
模型水線間長 22.1cm
搭載砲、砲座は他キットより流用
ハセガワ 1/700 特設潜水母艦 平安丸(1943)Hasegawa 1/700 Converted Merchant Submarine Tender Heian maru
発売年:2000年(原型の氷川丸は1979年発売)
同型艦の他社模型:無し