千歳型と準同型艦の大型の水上機母艦です。千歳型と異なる点は、①艦首の12cm高射砲が3門あり千歳型よりも強化されている点、②中央の大型甲板が分離している点、③ディーゼル機関なので煙突がない点、です。
大型艦でかつ②、③の外観上の特徴のため、真横から見ると間延びした印象です。
水上機を走行したままで回収できる装置(艦尾の円筒状装置ハインマット)を積んでいるのも特徴です。
この装置は実用性に難があり後に外されましたが、瑞穂ではこれを搭載した有名な写真があるので、あえて付いた状態で作りました。
大戦中に最初に撃沈された大型艦であり武運に恵まれなかったため、瑞穂(稲穂の実る国)という日本の美称にも関わらず海上自衛隊の艦名としては引き継がれていません。
一方、海上保安庁の巡視船としては使われています。
キット自体は2014年のリニューアルのためしっかりした造りになっており、先代のキットでの艦橋横の高射砲の設置がきゅうくつだった点も解消しています。
キット個体差のせいかもしれませんが、逆U字型に船体が歪んでいたためネオジム磁石を船体中央に設置し、解消しています。
模型水線長 26.3cm
カタパルトをエッチングに交換
アオシマ 1/700 水上機母艦 瑞穂 550
Aoshima 1/700 Seaplane Tender Mizuho
発売年:2013
同一艦の他社模型:無し