迅鯨型潜水母艦の1番艦で本HPでは同型艦の長鯨をすでに紹介ずみです。竣工が1923年の旧式艦艇です。
本キットでは竣工時状態で作製しており、艦橋の天蓋がキャンパス張り、後部マストの背が低い、14式という旧式水上偵察機を搭載している点が特徴です。
キットは長鯨と箱替えですが、艦橋天蓋用のパーツが選択式なので、時代バリエーションを表現しやすいです。
煙突両サイドにある対空兵装は、これまた旧式の8cm高射砲を搭載しています。これは大戦前に25mm連装機関砲に換装されたとの説があり、長鯨ではその状態で作製しました。
しかし、資料のお供2の帝国海軍真実の艦艇史2には、迅鯨乗組員の証言として大戦中を通じて8cm高射砲だったとの説が掲載されています。
今回の時代設定では関係ないですが、今後大戦時の迅鯨をつくることがあればこうした小ネタを取り入れていきたいです。
キットの8cm高射砲は大きすぎるので、アオシマ君川丸型に付属しているパーツに換装しました。このパーツは大きさ、イメージともよいのですが1キットに2個しか入っていなので貴重です。
大戦の随分前の時代設定なので潜水艦の選定が難しいのですが、アオシマから出ている伊156型を大戦前の時代設定(当時名称は伊56)で並べると時代が合います。
これらの組み合わせでは、平時ののんびりした雰囲気を出せると思います。しかし、管理人の伊60型は時代設定を1941にしています。
そのため、情景用に伊156をもう1セット購入するか悩んでいます。艦艇模型の発展のため、買いに傾きつつあります。
模型水線間長 17.6cm
マストを金属線に交換
ピットロード 1/700 潜水母艦 迅鯨
PIT-ROAD 1/700 Submarine tender Jingei
発売年:1997
同型艦の他社模型:無し
迅鯨、長鯨は再販されておらす市場に少ないです。中古屋では見ることがあります。代替品がないので再販希望です。管理人は積プラから発掘して作りました。
<Amazon>
ピットロード 1/700 日本海軍 潜水母艦 迅鯨 W36