鵜来型海防艦の21番艦です。ピットロードよりリニューアルされた鵜来型海防艦は2隻組なので、紹介済みのネームシップ鵜来の相方として作製しました。
資源輸送路である南方航路が途絶し、建造目的であった船団護衛のニーズがなくなった1945年2月竣工です。しかし、戦艦大和の沖縄出撃の前路掃討や、対空戦闘などの実戦経験がある艦艇です。
大戦後の経緯が興味深いです。掃海、気象台の定点観測船、巡視船として使用されたあと、千葉市の海洋公民館として使われ1997に解体されました。
余談ですが管理人は1994年から千葉県に住んでいたため志賀を見る機会があったのですが、存在自体を知らずに見逃しておます。誠に残念です。インターネットがまだまだの時期だったので。
当時の写真はネットでみることができます。大戦末期建造の艦艇の特徴である、直線で構成された船体がよくわかります。
保存を目指した活動もあったそうですが解体されています。現在のようなクラウドファンディングなどあれば、保存の可能性もあったとおもうのですが、残念です。
鵜来型量産艦の典型的な武装状態ですが、単装機銃の搭載数が多いです。すでに紹介の鵜来とは前部主砲の砲塔カバーが違うのですが、それだけだと見分けにくいので色も変更しています。
模型水線間長 11.0cm
マストを金属線に交換
ピットロード 1/700 海防艦 志賀
PIT-ROAD 1/700 Escort Shiga
発売年:2023
同型艦模型について:ピットロードの旧キット(1990年代発売)があります。
パーツ精度は全く違い、別ものです。ただ旧キットはパーツ数が少なく組み立てやすいので、遠景に使うなどでは使い勝手がよいです。