
軽巡洋艦川内型の2番艦神通の1933年の姿です。大戦中の1942状態はすでに紹介済みです。
5500t型軽巡は最終的には艦尾付近に設置されたカタパルトにより水上機を運用しましたが、その状態に行き着くまでの過渡期の模型です。
竣工時からこの状態だったわけではなく、最初は艦橋前に航空機滑走台が設置されていました。これに近い状態は同型艦の川内1933、那珂1933で模型化されています。
艦橋の下部が航空機格納庫のため背の高い箱型をしています。この艦艇の特徴的は、艦橋前に設置されたカタパルト(呉二号二型)です。のちに軽巡で主流となる(呉二号三型)とは異なります。
このタイプのカタパルトを搭載した5500t型艦艇は少なく、資料紹介(作製のお供)によると他に鬼怒しか見当たりませんでした。
呉二号二型カタパルトを艦首に向けたインジェクションキットはこのキットだけで、限定品です。管理人は購入できましたが、ネット通販や中古屋ではほぼみあたりません。
神通、鬼怒以外にも艦橋部品を転用すると、萱場式発艦促進装置を搭載した時期の由良にも応用できます。見かけたらすぐに購入してください。購入されない方はこっそり管理人に教えてください。

模型水線間長22.9cm
マストを金属線に交換
カタパルトをエッチングパーツに交換







アオシマ 1/700 軽巡洋艦 神通(1933)
Aoshima 1/700 Light Cruiser Jintsu
発売年:2008
同型艦の他社模型:この時代のは無し
神通1933は限定版でほとんど売っていません。運よく発見できた場合は購入をお勧めします。
ネット通販ではプレミアム価格の中古品もみられないので通常版のリンクを貼っています。ただ、通常版の神通から改造するのは大変だとおもいます。
<Amazon>
青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ 日本海軍 軽巡洋艦 神通 1942 プラモデル 351