
特設巡洋艦時代の愛国丸は紹介ずみですがこれはその後、輸送船として短期間活動していた時期の愛国丸です。特徴のある迷彩はなく軍艦色一色です。
特設巡洋艦特有の14cm単装砲8門と、連装魚雷発射管、水上偵察機もなくなり、替わりに15cm単装砲2門を搭載しています。
船体形状はそのままですが、ずいぶん地味な普通の輸送船になってしまいました。
1943年末にこの改装工事を行い、その直後の1944年2月のトラック空襲で撃沈されています。そのためこの状態での実働は2ヶ月、1航海のみでした。
この状態、特設巡洋艦からの改造ではなく、正式なキット化がされています。管理人もそれを購入しましたが、地味な艦艇が良く模型化されたものだと感心しました。。
金型の新規開発が不要なためハードルは低いと思いますが、そうは言っても再販や在庫管理などを考える手間とは思います。
しかし、こうしたバリエーション模型があったことで、愛国丸の最後の状態を知りました。(売り上げへの貢献度はわかりませんが)艦艇模型ファンとしてはありがたいことです。

模型水線長22.0cm
完全素組







ピットロード1/700 特設巡洋艦 愛国丸
PIT-ROAD 1/700 Converted Merchant Cruiser Aikoku maru
発売年:2011
同一艦の他社模型:無し ネットでは品薄ですが、定期的に再販されています。
<Amazon>
ピットロード 1/700 スカイウェーブシリーズ 日本海軍 特設巡洋艦 愛国丸 1941 プラモデル W238