
戦時徴用されて輸送艦となった時代の新田丸と空母改装後の冲鷹のビフォアーアフター(BA)です。
新田丸は本来貨客船ですが、ここで紹介したのは大戦初期に徴用され輸送船として活動していた時の姿です。
貨客船時代は白、黒塗装でしたがその上から軍艦色を塗装した設定にして、船体の元の色の差を出しています。
同型艦の大鷹では、貨客船として竣工せずに建造途中に空母に改装されました。また、雲鷹の前身である八幡丸は開戦時にはすでに空母への改装に着手されています。
その中で戦時中のビフォアーアフターが成り立つ新田丸、冲鷹の組み合わせは異色だと思い紹介しました。
両方とも1980年代の古いキットなので、他の空母改装系のBAに比べるとモールドが甘く大味な感は否めません。
しかし、インジェクションキットが出ている中で商船スタートのBAができるのは、同型の八幡丸の他は、すでに紹介済みの<あるぜんちな丸―海鷹>の組み合わせだけです。
そのため、この企画には外せないです。

模型水線長 23.9cm


陸軍機の二式複戦屠龍を搭載していますが、艦載機ではなく輸送対象です。実史にもこうしたシーンがありました。



アオシマ 1/700 貨客船新田丸改造の輸送船新田丸
フジミ模型 1/700 航空母艦 冲鷹
Fujimi mokei 1/700 Cargo Ship Nitta-maru
Fujimi mokei 1/700 Aircraft Carrier Chuyou
アマゾン、楽天とも品切れになってはいますが、定番キットなので同型艦を含めると一定期間で再販されています。実売2000円以下で買えるのでプレミアム品はつかまない方が良いです。