
川崎型タンカーとしては、先行して日栄丸紹介ずみです。艦橋前面部分のレイアウトや前後のマストの形状が異なります。箱かえキットですがバリエーション分の部品が全て入っている贅沢なキットです。
タンカーを複数作る人は少ないとは思いますが、このサイズのタンカーは当時の大型タンカーの標準サイズで同型艦、準同型艦が多く使い勝手がよいです。
当サイトでも橋立丸、音羽山丸として大きさが近いタンカーに改造しています。最近は新品は店頭で見ませんが、中古店などで見かけたら購入をお勧めします。
今回紹介の日本丸は日栄丸とは異なり、乾舷の高さをかさ上げする艦底板を使っていません。これにより満載状態を表現できタンカーらしいイメージになります。同時に他の同型艦との差別化もできます。
日本丸は有名なキスカ撤退作戦への参加経歴もあります。1944年1月に航空揮発油輸送中に潜水艦の攻撃をうけて沈没しています。
慢性的に油不足の日本海軍でしたが、タンカーに十分な護衛をつけないケースが多かったようです。敵の重要目標だったこともあり、ほとんどが沈没しています。

模型水線長 20.5cm
完全素組






フジミ模型 1/700 特設給油艦 日本丸
Fujimi mokei 1/700 Converted Merchant Tanker Nippon-Maru
発売年:2010
同一艦の他社模型:無し。
同型艦はフジミから出ています。キットは艦橋前面やマスト形状を変更した部品が全て入った箱替えキットです。
特11-特17まで、説明書は違いますがキット内容としては同一です。作りたい船に大きなこだわり無ければ、安価なものを選ぶのも手です。
ネット通販では最近はほぼみません。管理人は先月偶然中古屋で発見したため確保しました。(こうして積みプラが増えています)